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アルピーヌ、新型スポーツバッテリEVコンセプトカー「A290_β」 伝統のスポーツDNAを継承した1台
2023年5月11日 08:20
- 2023年5月10日(現地時間) 発表
アルピーヌは5月10日(現地時間)、EV(電気自動車)のコンセプトカー「A290_β」を公開した。
A290_βは、アルピーヌの次世代EVに位置付けられる「ドリームガレージ」の第1弾で、スポーティなキャラクター、電動パワー、新たなルックスを融合させたモデル。過去にラリーコースを支配していたセダン特有の敏捷性を受け継ぎつつ、堂々としたプロポーション、堅牢性、ダイナミズムは新しいアルピーヌスタイルの到来を告げるもので、新世代ドライバーに向けたアルピーヌのスポーツDNAを受け継ぐ1台だという。
デザイン、素材、テクノロジを駆使したA290_βは専用のミシュランタイヤ、エアロダイナミック・リアウイング、トルクベクタリングテクノロジなどを搭載し、優れた敏捷性とロードホールディングを実現。ストレートでもカーブでも最大限のパフォーマンスを発揮し、ドライバーと乗員にエキサイティングで忘れられないドライビングプレジャーを提供するとのこと。
エクステリアでは雪のように白い「アルペンホワイト」のボディカラーを採用し、山の岩部を連想させるカーボンパーツの深いブラックとのコントラストが特徴。ラリーの世界からインスパイアされたダブル「X」のシグネチャーヘッドライトが、より大胆な外観に仕上げている。
また、リアのダブルウイングは個性を与えるだけではなく、デジタルシミュレータを使った風洞実験で設計してあり、抗力と揚力のバランスを最適化し、ダイナミックで遊び心のあるデザイン、それでいてクルマの挙動を安定させるという。さらにリアバンパーには、往年のスポーツカーのマフラーを想起させる2つの電動ファンを配置している。
ステアリングはF1マシンからインスパイアされた幾何学的なデザインを採用して、追い越し時に車両を瞬時にブーストさせる「オーバーテイクボタン」など、特殊機能を備える。「feel at one」のコンセプトにより、3つのシートが並び、前席中央がドライバーズシートとなり、クルマの挙動をより感じやすいコクピットになっている。
また、垂直方向にマゼンタ、水平方向にシアンと、2つのLED光軸が特徴的なインテリアは、マゼンタはドライバーとクルマの融合を象徴し、シアンはドライバーと2人の同乗者とのドライビングエクスペリエンスの共有を表現したという。