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スズキ、「KUPO」「セニアカー」の走行データを活用したアプリの試験運用開始 はままつフラワーパークで6月下旬まで

2023年5月15日 発表

セニアカー

 スズキは5月15日、浜松市みどり振興財団と連携して、はままつフラワーパークで、電動アシストカートのコンセプトモデル「KUPO」と、ハンドル形電動車いす「セニアカー」の走行データを活用したアプリの試験運用を開始した。

「KUPO」は、歩行を補助する電動アシストカートから、乗って移動できる電動車いすにもなる活動支援モビリティのコンセプトモデル。

「セニアカー」は、日常の移動手段として主に徒歩や自転車での外出が難しい高齢者が利用しているハンドル形電動車いす。使用時の速度は1km/h~6km/hの間で設定が可能で、道路交通法では歩行者として扱われるため、運転免許は必要ない。

KUPO

 今回の試験運用では、「KUPO」「セニアカー」に通信機を装着し、車両の走行データを専用アプリに送信。専用アプリには、車両の位置情報の確認や事前に設定したエリアに侵入した際の通知のほか、はままつフラワーパーク園内の見どころを画面表示や音声で案内する機能などを備える。来場者に、車両とともに専用アプリを利用してもらうことで、機能の利便性を検証する。

 スズキでは、今回の試験運用を通じて、多くの利用者より意見を聞き、今後のモビリティサービスの開発に繋げていくとしている。

試験運用の概要(予定内容を含む)

実施期間:2023年5月15日~6月下旬
会場:はままつフラワーパーク(浜松市西区館山寺町195番地)
使用車両:電動アシストカート「KUPO」2台、ハンドル形電動車いす「セニアカー」1台
内容:はままつフラワーパークの来場者に「KUPO」や「セニアカー」とともに、専用アプリを利用してもらうことで、アプリ機能の利便性を検証する