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スズキ、2023年3月期連結決算発表 売上高4兆6416億円、営業利益3506億円で増収増益

2023年5月15日 発表

スズキが発表した2023年3月期決算

 スズキは5月15日、2023年3月期(2022年4月1日〜2023年3月31日)の連結決算を発表。売上高は4兆6416億円と前期比1兆733億円(30.1%)の増加、営業利益は3506億円と前期比1591億円(83.1%)の増加と、同期の業績は為替円安効果や販売台数増加等により、増収増益となった。

 売上高4兆6416億円については、インド、日本で販売台数が増加したことなどにより、前期に比べ1兆733億円増加となった。四輪車の世界販売は300万台と、インド、日本、アフリカなどで増加。インドの四輪車販売実績については164万5000台と、新型SUV投入もあり前期比28万台(20.5%)増加。SUVシェアは「ブレッツァ」「グランドビターラ」 投入以降順調に拡大。「フロンクス」「ジムニー5ドア」も受注は好調としている。また、二輪車の世界販売は185万9000台と、インド、 アセアン、中南米などで増加した。

 営業利益3506億円については、販売台数増加や為替円安効果等により、前期に比べ1591億円増加している。なお、増益のうち、為替円安は1006億円の増益効果があった。経常利益は3828億円となり前期比1199億円(45.6%)増加、親会社株主に帰属する当期純利益は2211億円と前期比608億円(37.9%)増加した。

 次期、2024年3月期(2023年4月1日〜2024年3月31日)の連結業績予想については、売上高は台数増等により4兆9000億円(前期比5.6%増加)を見込む。営業利益は、為替円高や原材料価格高騰の減益要因に加え、成長戦略の実現に向けた将来への投資の拡大等により、3300億円(前期比5.9%減少)を見込んだ。

 一株当たり年間配当金は前期より9円増配し、100円の予定。ROEについては純資産が増加したが、 それ以上に利益が増加したことで、11.2%と前期に比べ大幅に改善した。

スズキが公表した決算資料