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スズキ、京都の世界遺産二条城内で「セニアカー」の試験運用開始

2023年3月6日 発表

スズキのセニアカー

 スズキは、元離宮二条城(京都市)内における来城者の移動手段として、「セニアカー」の試験運用を3月6日~19日まで実施する。

 年間200万人以上が訪れる二条城では、長時間歩くことが難しい人でも広い城内を満喫してもらおうと、現在は介助者の補助が必要な電動アシスト機能付き車いすの貸し出しを実施しているが、今回は既存の車いすに加わる新たな選択肢としてセニアカーを試験運用して、その効果を検証するという。

 セニアカーは、主に徒歩や自転車での外出が難しい高齢者が利用しているハンドル形電動車いすで、砂利道の城内でも快適に移動が可能(敷地内の走行エリアは制限あり)。今回試験運用に使用するセニアカーは、世界遺産・二条城の歴史ある文化と景観に調和する特別なカラーリングに塗装し、スズキが寄贈したもの。

 スズキは二条城における試験運用を通して、ユーザー視点の多様なモビリティとサービス開発に取り組むことを紹介するとともに、今後の各地への展開を見込んださらなる広がりに結びつけたいとしている。

セニアカー

二条城での運用実施概要

・実施期間:2023年3月6日~3月19日
・会場:元離宮二条城(京都市中京区二条通堀川西入二条城町541)
・受付場所:城内総合案内所(予約不可、先着順)
・使用料:無料