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レクサス、東京ミッドタウンに設置された150kW急速充電ステーション公開 “おもてなし”も提供する新サービスがスタート
2023年6月16日 13:46
- 2023年6月15日 公開
レクサス新型「RZ」や「UX」の充電が約30分で完了
レクサス(トヨタ自動車)は6月15日、東京ミッドタウン日比谷に開設した最大150kWの急速充電器を2基設置した国内初の「レクサス充電ステーション」を公開した。
レクサス充電ステーションは、LEP(LEXUS Electrified Program)加入者を対象に、最大60日前から事前予約が可能な急速充電施設となり、150kWの高出力タイプを備え、レクサスの新型「RZ」や「UX」の充電なら約30分でほぼ満タンにできる。また、レクサスBEV(バッテリ電気自動車)オーナーが充電の待ち時間を有意義に過ごせるような商業施設に設置し、さまざまな体験サービスを提供するのが特徴。LEP加入者は最初の3年間は無料、3年目以降は月額1000円、充電1分80円が課金される。
今回開設された東京ミッドタウン日比谷では、地下3階にレクサス充電ステーションが作られている。利用者はあらかじめ専用アプリ「My LEXUS」または「レクサスオーナーズデスク」を通じて希望の充電時間を予約。現地に到着したら設置してあるカメラが車両のナンバープレートを読み込み、車両の到着に合わせて駐車場所の照明が点灯し、駐車防止用バーを下げ、お出迎えしてくれる。クルマを降りた後も充電器のパネルに触れることなく、そのまま充電コードを車両に差し込むだけでOK。支払いも登録してあるクレジットカードで処理されるので、スムーズに充電が完了する。
利用時間は30分~最大4時間まで選択でき、充電が終わるまでの待ち時間は、建物にあるカフェレストラン「LEXUS MEETS...THE SPINDLE」や「Q CAFÉ by Royal Garden Cafe」、スポーツアパレルメーカーGOLDWINが手掛ける「NEUTRALWORKS.HIBIYA」、ブロードライ・バー型ヘアサロン「Jet Set」や理容室の「理容ヒビヤ」などで特別なサービスを受けられる(6月15日時点)。
2030年までに全国100か所の設置を目指す
レクサス コト事業推進室 桝見耕三主幹によると、「BEVが普及していることに加え、日本はまだ急速充電設備が少ないこともあり、充電施設で並びの列ができてしまう場合もあると聞いています。そこで2か月前から旅行やお出かけのプランを立て、その行き先での充電場所が確約されていれば、より安心してお出かけできますので、今回60日前から予約を可能としました。また、レクサスの急速充電器は1基の最大出力が150kWの高出力タイプなので、新型RZやUXの充電は約30分で完了するのもポイントです」。
「今後は、急速充電装置が備わっていないと、BEVオーナーに振り向いてもらえなくなる可能性があると、商業施設やマンションなどは急速充電装置の設置を重要なポイントだと考えているそうです。レクサスでは2030年までにこの充電ステーションの100か所の設置を目指していますが、レクサスBEVオーナーさまがよく足を運ぶ場所や、遠方でも『ここにあったら便利なのに』と思われるような中継ポイントなど、オーナーさまの意見も参考にしながら、設置場所を増やしていく予定です。設置する数も施設によっては3基や4基と増やすことも検討しています。とにかくBEVを使っての生活がよりスムーズになることを目指しています。同時に提供するサービスについても、レクサスBEVオーナーさまの生活がより豊かになるようなものを増やしていく予定です」と、今後の抱負を語ってくれた。
施設と連携したさまざまなサービスを提供
この日は記者も実際に東京ミッドタウン日比谷の1階にある「LEXUS MEETS...THE SPINDLE」でサービスを体験。季節のパフェ(今はピーチメルバパフェ)または、アルコールの入ってない好きなドリンクが1品提供されるとのことで、季節限定の「フレッシュキウイスカッシュ」をいただいた。またはアフタヌーンティー1名料金(4200円~)で、2名分の提供も可能となっている(要予約)。
予約は専用アプリか電話で可能
実際にレクサス充電ステーションを利用するには、専用アプリ「My LEXUS」または「レクサスオーナーズデスク」に電話して予約する。アプリでの予約手順を実際に見てみたが、スケジュール帳のような感覚でカレンダーにタッチ&スワイプで予約したい時間を登録するだけと、とても簡単だった。