トヨタ、ツートンカラーの「GR86 トレノ エディション」登場 米国市場向け860台のみ生産

　トヨタ自動車は6月21日（現地時間）、米国で展開する「GR86」2024年モデルに限定モデル「GR86 トレノ エディション（GR86 TRUENO Edition）」を発表した。GR86 トレノ エディションは、米国市場向けに860台のみ生産される特別仕様車で今冬に発売、価格は今年後半に公開予定としている。

　AE86を彷彿とさせる昔ながらのツートンカラーが採用されたGR86 トレノ エディションでは、MTモデルとATモデルを用意、運転席側のダッシュボードにシリアルナンバーが装着される。また、デザインのインスピレーションとなった1980年代のモデルへのオマージュとして、フロントバンパーリップとリアデッキリッドにトレノエディションバッジを装着。さらに、トレノエディション独自のブラックメタリック仕上げの18インチ10本スポークアルミホイールや、ブラックのドアハンドルやミラーキャップなどをアクセントに採用した。

　車内では、赤いレザーをアクセントとして取り入れたアルカンターラスポーツシート、赤いステッチのシフトブーツと革巻きステアリングホイールを採用。トレノエディションのロゴ入りシフトノブや全天候型フロア/トランクマットも装備。Apple CarPlayやAndroid Autoとの互換性を備えた8インチのタッチスクリーン ディスプレイ、プレミアム8スピーカー オーディオ システムを標準装備した。

　なお、GR86の2024年モデルに用意される、ZF SACHS ダンパーとブレンボ ブレーキで構成される「GR86 パフォーマンス パッケージ」を標準装備。このパフォーマンス パッケージは、GR86 2024モデルに追加できるオプションであり、2022年または2023年モデルの GR86 のレトロフィットとして利用可能（18インチホイールが必要）としている。

　そのほか、従来AT車に搭載されていた「Active Safety Suite」を、MT車に新たに追加。同システムはステレオカメラを使用して前方の道路を監視し、プリクラッシュブレーキ、アダプティブクルーズコントロール、車線逸脱警報、ふらつき警報、先行車発進警報、ハイビームアシストなどの機能を備えている。