ニュース

スバル、創立70周年 1953年7月15日の富士重工業設立から70年

2023年7月14日 発表

スバルが創立70周年を迎える

 スバルは7月14日、2023年7月15日で創立70周年を迎えると発表した。スバルは、1917年に創設された飛行機研究所(後の中島飛行機株式会社)を祖とし、幾多の変遷を経て、1953年7月15日に「富士重工業株式会社」を設立。2017年4月1日には社名を「株式会社SUBARU」に変更した。

 社名の由来である「すばる」とは、別名「六連星(むつらぼし)」とも呼ばれる、おうし座の中にあるプレアデス星団を指す純粋な日本語(和名)。中島飛行機の流れをくむ5社の資本出資によって設立された富士重工業が、その2年後に同5社を吸収合併した歴史に由来し、6社の合併を象徴している。

 設立以来、自動車を中心に航空宇宙、産業機器、バス、ハウス、鉄道車両や環境テクノロジーなど、さまざまな事業を展開してきたが、現在は自動車と航空宇宙を主な事業領域としている。

 自動車事業では、1958年に国が主導した国民車構想を実現した軽自動車「スバル 360」を発売。その後、国産初の量産乗用タイプAWD「レオーネ」、ステーションワゴンブームを牽引した「レガシィ」、運転支援システム「EyeSight」、トヨタ自動車と共同開発したFRスポーツカー「BRZ」やバッテリEV「ソルテラ」など、時代に合わせ、時には先取りしながら、ユーザーに新しい価値を提案し、2021年にはAWD累計生産2000万台、2022年にはEyeSight累計販売500万台など支持を集めてきた。

 航空宇宙事業では、1958年に戦後初の国産ジェット機「T-1」初飛行以来、多くの国産機及び国際共同開発事業に参画。今後も、防衛事業、「ボーイング787」などの民間事業、多用途ヘリコプター「UH-2」などのヘリコプター事業の3つの事業を柱に成長を続けるとしている。

 スバルでは6月に発足した新経営体制のもと、スバルグループ一丸となり自動車業界を取り巻く大変革期を乗り越え、さらなる成長を目指すとしていて、「商品や価値提案を通じて、これからも人の心や人生を豊かにできるよう、お客さまや社会に寄り添い、さまざまな取り組みを通じて『安心と愉しさ』を提供していきます。人・社会・地球までをも笑顔にするような会社を目指して、『SUBARUグループの持続的な成長』『愉しく持続可能な社会の実現』に邁進していきます」とコメントしている。