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フォーカル、コンポーネント・カースピーカー「K2 Power M」 フラグシップモデル「Utopia M」の形状を融合させた「K2 Power」の上位モデル

2023年8月1日 発売

8800円~12万1000円

K2 Power M

 フォーカル・オーディオ・ジャパンは、フランスのFOCAL(フォーカル)製カースピーカーの新製品として、現行「K2 Power」の上位モデルにあたる「K2 Power M」(ケーツー パワー エム)のコンポーネント・カースピーカー4機種と専用グリル3機種を8月1日に発売する。

 発売ラインアップは、32mmトゥイーター「FRAK」が7万1500円(ペア)、80mmミッドレンジ「3KM」が4万9500円/個、165mmウーファー「6.5KM」が12万1000円(ペア)、145mmサブウーファー「SUB 5KM」が7万1500円/個。別売アクセサリーの3KM専用スピーカーグリル「Grille 3」が8800円/個、6.5KM専用スピーカーグリル「Grille 6.5」が1万6500円(ペア)、SUB 5KM専用スピーカーグリル「Grille 5」が1万1000円/個。

 今回発売されるK2 Power Mは、FOCALで最も長い歴史を持つアラミドファイバーコーン採用のスピーカーシリーズとなるK2 Powerの上位モデルとして開発された高級コンポーネント・カースピーカー。80mmミッドレンジの3KM、165mmウーファーの6.5KM、145mmサブウーファーのSUB 5KMには別売の専用グリルも用意される(トゥイーターのFRAKはグリル付属)。3KMとSUB 5KMは1個単位での販売となり、センター/サラウンドを含むマルチチャンネルシステムの構築やサブウーファーの複数使いにも最適としている。

 K2 Power Mの特徴は、FOCAL伝統のアラミドファイバーを用いたK2サンドウィッチコーンをフラグシップモデル「Utopia M」の“Mプロファイル”形状と融合することで、K2コーン特有のサウンドキャラクターはそのままに、周波数レスポンスや指向特性を向上させると同時に奥行き寸法を短縮。ミッドレンジの3KMの取り付け奥行き寸法は27.3mmで、8~10cmクラスの純正スピーカーとの交換装着をはじめ、最新車種へのインストレーションの可能性を大きく広げるとした。

 また、トゥイーターのFRAKには新開発となるアルミ/マグネシウム合金製のMプロファイルコーン振動板を採用し、ほかのK2 Power Mユニットとの音のマッチング性を保ちながら高域周波数特性を拡大している。

 K2 Power MはUtopia Mに続いて、希望に応じて単品ユニットを自由に組み合わせる“アラカルト”コンセプトを採用しており、システム販売品やパッシブネットワークは用意されておらず、2ウェイ/3ウェイ/4ウェイのデジタルフルマルチシステムから、純正サラウンドサウンドシステムのスピーカーリプレイスまで、好みのシステムをテーラーメイド感覚で構築可能としている。

 なお、現行のK2 Power各機種は、K2 Power M発売後も販売を継続する。

K2 Power Mの主な技術的特徴

32mmトゥイーター「FRAK」

 再生周波数帯域600Hz~32kHzの超ワイドレンジ特性を持つトゥイーター。Mプロファイルを採用した新開発の大口径32mmアルミ/マグネシウムコーン振動板や、高剛性・低共振を徹底させたコンパクトで高級感あふれるアルミダイキャストフレームを採用。再生中の振動板変形を抑制して歪みを低減させる特許技術「TMD」(チューンドマスダンパー)、あらゆる音量域での動作精度を高めて音のダイナミズムを向上させるプログレッシブスパイダーを搭載する。

80mmミッドレンジ「3KM」

 Mプロファイル振動板の利点を最大限に活かした、取り付け奥行き27.3mmの薄型コンパクトサイズのミッドレンジ。設計アラミド/超軽量フォーム/ファイバーグラスによるFOCAL伝統のK2サンドウィッチコーンと、周波数特性と指向特性、歪率を改善し、ユニット奥行き寸法の短縮にも貢献するMプロファイル振動板を採用。再生中の振動板変形を抑制して歪みを低減させる特許技術、TMD(チューンドマスダンパー)と、あらゆる音量域での動作精度を高めて音のダイナミズムを向上させるプログレッシブスパイダーを搭載する。

165mmウーファー「6.5KM」

 Mプロファイル振動板の利点を最大限に活かした、取り付け奥行き54mmの薄型コンパクトサイズのウーファー。設計アラミド/超軽量フォーム/ファイバーグラスによるFOCAL伝統のK2サンドウィッチコーンと、周波数特性と指向特性、歪率を改善し、ユニット奥行き寸法の短縮にも貢献するMプロファイル振動板を採用。再生中の振動板変形を抑制して歪みを低減させる特許技術、TMD(チューンドマスダンパー)、あらゆる音量域での動作精度を高めて音のダイナミズムを向上させるプログレッシブスパイダーを搭載する。

145mmサブウーファー「SUB 5KM」

取り付け穴径130.1mm、取り付け奥行き69mmで35Hz~の重低音再生を可能にする超小型サブウーファー。アラミド/超軽量フォーム/ファイバーグラスによるFOCAL伝統のK2サンドウィッチコーンと周波数特性と指向特性、歪率を改善し、ユニット奥行き寸法の短縮にも貢献するMプロファイル振動板を採用。小型密閉箱に最適化した設計で、容積4Lで41Hz~(-3dB)、6Lで39Hz~(同)の再生周波数を実現。定格200W、最大400Wの圧倒的なパワーハンドリングを実現している。