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ホンダ、アキュラ初のEV「ZDX」世界初公開 Type Sは約500馬力を発生
2023年8月18日 12:33
- 2023年8月17日（現地時間） 発表
本田技研工業の米国現地法人であるアメリカン・ホンダモーターは8月17日（現地時間）、北米で2024年初頭に発売を予定しているアキュラブランドの新型EV（電気自動車）「ZDX（ズィーディーエックス）」「ZDX Type S（ズィーディーエックス タイプエス）」を世界初公開した。
ホンダは2040年までにEV・FCEV販売比率をグローバルで100％とする目標を掲げ、各地域の市場特性にあわせたEVの投入を進めている。今回米国カリフォルニア州で開催されている「モントレー・カー・ウィーク」で公開されたZDXはアキュラブランド初のEVとして、同じく2024年に発売を予定するホンダ「PROLOGUE（プロローグ）」とともに、カーボンニュートラル実現に向けた北米の電動化戦略を力強く加速させるモデルになるという。
ZDXはGM（ゼネラルモーターズ）の「Ultium（アルティウム）」バッテリを搭載したGMとの共同開発モデルであり、2022年に発表した今後の電動化時代におけるアキュラデザインの方向性を示したデザインコンセプト「Acura Precision EV Concept（アキュラ・プレシジョン・イーブイ・コンセプト）」を具現化する最初のモデルとなる。102kWhのバッテリを搭載し、航続距離はEPA（米国環境保護庁）が定める基準で300マイル（約482km）以上を目指す。また、EVにおける操る喜びを追求したType Sは最高出力約500馬力を生み出す高出力モーターを搭載するなど、アキュラのSUV史上最も速くパワフルな走行性能を提供する。
さらに車載向けコネクテッドサービス「Google built-in（グーグル・ビルトイン）」をアキュラとして初めて標準搭載したほか、パワフルで没入感のあるオーディオ体験を提供するという「Bang ＆ Olufsen（バング・アンド・オルフセン）」のサウンドシステムを初採用する。
なお、ホンダは同イベントにおいて、アキュラの次世代ハイパフォーマンス・スポーツEVデザインの方向性を示す「Acura Electric Vision Design Study（アキュラ・エレクトリック・ビジョン・デザイン・スタディー）」を映像で公開。刺激的な性能を予感させる力強いプロポーション、印象的なネオングリーンの灯体など、アキュラブランドのコアとなる価値である「Precision Crafted Performance（プレシジョン・クラフテッド・パフォーマンス）」の将来のEV時代に向けた進化の方向性を表現しているという。
