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トヨタ、締結剛性向上ボルト採用など「GRカローラ」を一部改良価格は525万円で550台の予定で抽選販売

2023年8月23日 13:30

GRカローラ RZ（シアンメタリック）。限定550台を販売予定、価格は525万円

GRカローラを一部改良し、価格は525万円で550台の限定販売

　TOYOTA GAZOO Racingは8月23日、GRカローラを一部改良し、550台の予定で抽選販売を行なう。抽選申し込みは、2023年8月23日13時30分から9月11日8時59分までWebで受け付け、9月下旬より商談を開始する。価格は525万円。

　販売台数が予定となっているのは、半導体不足が緩和の傾向にあるため販売台数を増加させる可能性があるためとしている。

GRカローラ RZ（シアンメタリック）

　今回の一部改良は、スーパー耐久シリーズをはじめとしたさまざまなモータースポーツ現場での学びを生かした改善を行なうなど、意のままの走りを更に進化させるため、運転操作に対するダイレクト感とスタビリティの向上を実施したという。

GRカローラ RZ（手前：シアンメタリック。奥左から：スーパーホワイトII、プラチナホワイトパールマイカ＜オプション装着車＞、プレシャスメタル＜オプション装着車＞、プレシャスブラックパール＜オプション装着車＞、エモーショナルレッドII＜オプション装着車＞）

GRカローラ RZ 内装色ブラック×ブルー（外板色シアンメタリック選択時の専用色）

　主な改良点として挙げているのは、運転操作に対するダイレクト感の向上、スタビリティの向上、新設定（限定色）の外板色・専用内装色の3点。

　運転操作に対するダイレクト感の向上は、シャシー部品を締結するボルトの一部に、締結剛性向上ボルトの採用で実現。ステアリング操作に対する応答性と直進安定性を向上し、クルマとの一体感を進化させている。

締結剛性向上ボルト採用部位（フロントサスペンションメンバー×ステアリングギヤボックス）

締結剛性向上ボルト採用部位（リアサスペンションメンバー×ボディ）

締結剛性向上ボルトイラスト（フランジにリブ形状を追加）

締結剛性向上ボルトイラスト（ボルト頭部サイズを拡幅）

　スタビリティ向上に関しては、フロントバンパーダクト形状を改善することでホイールハウス内の空気の流れを最適化し、操縦安定性を向上させている。

フロントバンパーダクト形状改善（ドラッグ低減・操安性向上）

フロントバンパーダクト形状改善イラスト

　新設定（限定色）の外板色・専用内装色については、ボディカラーにシアンメタリックを、専用内装色ブラック×ブルーを設定した車両を50台限定で販売する。

　TOYOTA GAZOO Racingは、今後も継続的なモータースポーツ参戦を通して、GRカローラを進化させていくとしている。