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メルセデス・ベンツ、コンパクトSUV「GLA」を刷新 スポーティなエクステリアデザインや安全性と快適性を向上

2023年9月26日 発売

GLA 180:599万円

GLA 200 d 4MATIC:655万円

メルセデス・ベンツのコンパクトSUV「GLA」がデザインなどを刷新した

コンパクトなボディにメルセデス・ベンツのSUV技術を凝縮したモデル

 メルセデス・ベンツ日本は9月26日、コンパクトSUVモデルの新型「GLA」を発売した。価格は1.4リッターガソリンターボの「GLA 180」が599万円。2.0リッターディーゼルターボの「GLA 200 d 4MATIC」が655万円。

 GLAは2014年に初代が登場し、世界や日本でも人気の高いスタイリッシュでオールラウンドなコンパクトSUVモデル。今回の新型はエクステリアデザインを刷新するとともに、ナビゲーションシステムをSクラスなどに採用している最新世代にアップデート。また、安全性や快適性を高めるアダプティブハイビームアシストなどを全モデルに標準装備したほか、Burmesterサラウンドサウンドシステムをオプションに設定した。

AMGラインパッケージ仕様

エクステリアデザインを刷新してよりスポーティに

 フロントグリルは、メルセデス・ベンツのSUVに共通する特徴的なデザインのルーバーを装備して、オプションのAMGラインパッケージを選択すると、クローム仕上げのダイヤモンドパターンが無数に散りばめられたシングルルーバーのフロントグリルとなる。

 ヘッドライトはよりシャープな印象を与えるデザインとしつつ、フロントバンパーもSUVらしさを強調した新デザインを採用。また、AMGラインパッケージでは下部に広がる台形とその両サイドを大きく開口したデザインとすることで、よりアグレッシブかつパワフルなイメージに仕上げている。

標準仕様
AMGラインパッケージ仕様

 リアもスポーティかつ安定感のあるリアビューを演出する新デザインのリアディフューザーを採用しつつ、LEDリアコンビネーションランプのデザインを変更し、よりシャープな印象を付与。ホイールデザインもすべて刷新し、足下もよりスポーティに演出してくれるアルミホイールを採用し、標準仕様には18インチ、AMGラインパッケージには20インチのAMGアルミホイールが装着される。

 なお、AMGラインパッケージ装着車のホイールアーチは、ブラックからボディ同色にしたことで、より都会的な印象に仕立てたほか、外装色に新色「スペクトラルブルー」「ローズゴールド」が追加された。

LEDリアコンビネーションランプのデザインを変更

インテリアはリサイクル素材を活用

 インテリアは、より直感的な操作が可能な新世代のステアリングホイールを採用し、AMGラインパッケージでは、3本のツインスポークにより近未来的なスポーティさを演出。ナビゲーションやインストルメントクラスター内の各種設定や、安全運転支援システムの設定を手元で完結できる機能性も備えている。

すっきりとしたインテリアデザインを実現
AMGラインパッケージでは、3本のツインスポークのステアリングホイールを採用

 また、センターコンソールに設置していたタッチパッドを廃止し、すっきりとしたインテリアデザインを実現したほか、新型GLAの設計では、使用するすべての材料を見直し、より持続可能な代替品が使えないかの検証を実施。レザーARTICO/ファブリックのシート中央部には、100%リサイクルから得られた原料を使用したファブリックを採用したという。

 最新世代の対話型インフォテインメントシステム「MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザーエクスペリエンス)」も標準装備とし、最新世代のナビゲーションシステムとMBUX AR(Augmented Reality=拡張現実)ナビゲーションはオプションに設定している。

前席
後席

最新の安全運転支援システムにアップデート

 インテリジェントドライブは、マルチパーパスカメラとレーダーセンサーの働きにより周囲の交通状況を的確に把握し、高速道路などで先行車を認識して、速度に応じて車間距離を調節する「アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック」、先行車や路上の物体などとの衝突の危険性を感知すると、ディスプレイ表示や音でドライバーに警告する「アクティブブレーキアシスト」、一般道や高速道路を走行中、カメラが制限速度などの標識を読み取り、ディスプレイに表示し、制限速度を超えた際には警告音を出してドライバーに注意喚起してくれる「トラフィックサインアシスト」、フロントウインドウのマルチパーパスカメラが車線を検出し、フロントホイールが走行車線を越えたと判断するとステアリングを断続的に微振動させてドライバーに警告する「アクティブレーンキーピングアシスト」、リアバンパーのレーダーセンサーで、車両の斜め後ろのミラーで見えない死角エリアに車両や自転車がいることや、エンジン停止から一定時間、障害物が後方から近づくと、サイドミラー外側の警告灯が点灯し、さらにドアを開けようとすると、警告音を発してくれる「ブラインド・スポットアシスト(降車時警告機能付)」といった安全運転支援機能を搭載している。

 そのほかにも、車両前方もしくは後方に障害物があり、その方向に進むギアを選択した場合、アクセルを強く踏んでも一定以上の速度が出ず、警告音によりドライバーに誤操作の可能性があることを警告してくれる「ドライブアウェイアシスト」、一定速度以下で走行中、超音波センサーが左右の最適な駐車スペースを検出し、駐車スペースへの出入りの際にドライバーをサポートする「アクティブパーキングアシスト」、駐車スペースからバックで出る際に、後ろを横切るクルマを検知してドライバーに注意をうながすとともに、必要に応じてブレーキを作動させる「リアクロストラフィックアラート」も装備する。