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グッドデザイン賞、大賞候補に新型「プリウス」など5件選出 10月25日大賞決定

2023年10月5日 発表

トヨタ自動車の新型「プリウス」

 日本デザイン振興会は10月5日、2023年度グッドデザイン賞の最高賞「グッドデザイン大賞」の大賞候補となる「ファイナリスト」5件を発表した。

 ファイナリストとして「Panasonic ラムダッシュ パームイン ES-PV6A」「プリウス」「52間の縁側」「NHKシチズンラボ」「神山まるごと高専」の5件がノミネートされ、10月25日に「グッドデザイン大賞」1件が決定される。

グッドデザイン大賞候補(5件)

・「Panasonic ラムダッシュ パームイン ES-PV6A」:パナソニックの電動シェーバー
・「プリウス」:トヨタ自動車の乗用車
・「52間の縁側」:オールフォアワン+山﨑健太郎デザインワークショップの老人デイサービスセンター
・「NHKシチズンラボ」:日本放送協会の市民科学プロジェクト
・「神山まるごと高専」:神山学園+神山町(徳島県)の学校をつくるプロジェクトの集合体

パナソニックの電動シェーバー「Panasonic ラムダッシュ パームイン ES-PV6A」
トヨタ自動車の乗用車「プリウス」
オールフォアワン+山﨑健太郎デザインワークショップの老人デイサービスセンター「52間の縁側」
日本放送協会の市民科学プロジェクト「NHKシチズンラボ」
神山学園+神山町(徳島県)の学校をつくるプロジェクトの集合体「神山まるごと高専」

 2023年度グッドデザイン賞は、4月4日から募集を開始して5447件が審査の対象になり、それに対して、国内外のデザイン関連分野の第一人者で編成された審査委員会によって、二次にわたる厳正な審査を実施した結果、全1548件の受賞が決定した。

 2023年度の最高賞である「グッドデザイン大賞」の候補5件は、「グッドデザイン金賞」を受賞した20件の中から選出されたもの。2023年度グッドデザイン賞においては、さまざまな分野で特に優れたデザインとして高く評価された100件「グッドデザイン・ベスト100」から選出された特別賞や、長年にわたって人々から支持され続けている商品などに贈られる「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」なども決定された。

「グッドデザイン大賞」は、2023年度に選ばれたすべてのグッドデザイン賞受賞対象の中で、最も優れたデザインと認めるもので、内閣総理大臣賞となる。今後5件の大賞候補=ファイナリストについては、10月25日に最終プレゼンテーション審査を実施し、2023年度を代表する「グッドデザイン大賞」1件を投票によって決定。投票は一般人(10月5日〜24日)、受賞者や審査委員(10月25日大賞選出会)によって行なわれる。