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2019年度グッドデザイン賞、大賞候補のベスト100決定
良品計画の自動運転バス「GACHA」などノミネート
2019年10月2日 19:08
- 2019年10月2日 発表
日本デザイン振興会は10月2日、2019年度の「グッドデザイン大賞」の候補となる「グッドデザイン・ベスト100」などグッドデザイン賞の受賞結果を発表した。グッドデザイン大賞などの特別賞は10月31日に発表される。
2019年度グッドデザイン賞は4772件を対象に審査を実施した結果、全1420件の受賞が決定した。また、長年にわたって人々から支持され続けてきた商品などに贈られる「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」受賞15件も決定した。
今後、今回決定した受賞対象の中から選定された100件「グッドデザイン・ベスト100」から特別賞にあたる「グッドデザイン大賞」「グッドデザイン金賞」「グッドフォーカス賞」が決定される。
グッドデザイン・ベスト100は、独自性、提案性、審美性、完成度などの面において、今日のデザイン水準を高めるにふさわしく、これからのモデルとなるデザインとして位置付けられている。モビリティ領域でみると、良品計画の自動運転バス「GACHA」、西武鉄道の特急車両「Laview」といったプロダクトデザインにとどまらず、MaaS GlobalのMaaSプラットフォーム「Whim - All your Journeys」、アイシン精機のデマンド型交通「チョイソコ」とったサービスのデザインについてもベスト100に選定されている。
10月9日に行なわれる審査では、受賞デザイナーによる公開プレゼンテーションと審査委員による協議(非公開)を実施。さらにグッドデザイン大賞については、10月31日に審査委員と今年度のグッドデザイン賞受賞者による投票が実施されて大賞1件が決定され、特別賞各賞の結果も発表される。
また、今回発表されたグッドデザイン賞受賞対象は、10月31日から東京ミッドタウンで開催する受賞展「GOODDESIGN EXHIBITION 2019」で全件が紹介される予定。10月2日から東京ミッドタウン・デザインハブで開催中の「私の選んだ一品2019」展で、2019年度の審査委員92名の選んだ受賞作としても一部が紹介される。