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カヤバの電子制御ショックアブソーバが新型「ティグアン」「パサートヴァリアント」に採用

2023年10月20日 発表

カヤバの電子制御ショックアブソーバを採用するフォルクスワーゲンの新型「ティグアン」

 カヤバは10月20日、自社の電子制御ショックアブソーバが、フォルクスワーゲンの新型「ティグアン」、新型「パサート ヴァリアント」、同グループ傘下でチェコの自動車メーカーであるシュコダの新型「スペルブ」および「コディアック」に採用されたと発表した。

 採用されたカヤバの電子制御ショックアブソーバは、伸び側と縮み側の減衰力をそれぞれ独立して高速かつ精密に調節する機構を備えていて、ECU(コンピュータ)の指令に従って伸びと圧のそれぞれのソレノイドバルブが動作することで、ショックアブソーバ内部圧力を調整し、路面状況やドライバーの好みに合わせて車両挙動を常に最適にコントロールする機構を搭載する。

 これにより乗員は、安全でダイナミックな操縦性とともに、かつてない「空飛ぶ絨毯」のような乗心地を体験できるという。

カヤバの電子制御ショックアブソーバ(CG)

 これまで、カヤバとフォルクスワーゲングループは数年にわたり協力関係を築いおり、アウディRS向けサスペンションの開発に始まり、フォルクスワーゲンブランド向けに広く協力してきた。今回、新たに開発されたテクノロジーに対して、フォルクスワーゲングループでは「DCC Pro(Dynamic Chassis Control Pro)」と名付けている。

フォルクスワーゲンの新型「パサート ヴァリアント」
シュコダの新型「スペルブ」(カモフラージュ仕様)
シュコダの新型「コディアック」