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スズキ、新型クロスオーバー「GSX-S1000GX」と新型「GSX-8R」を「EICMA2023」で発表

2023年11月7日 発表

新型「GSX-S1000GX」

 スズキは11月7日、イタリア・ミラノで開催されるミラノショー「EICMA 2023」において、クロスオーバーバイクの新型「GSX-S1000GX」、スポーツバイクの新型「GSX-8R」を発表した。新型「GSX-S1000GX」は2023年12月より、新型「GSX-8R」は2024年1月より欧州・北米を中心に全世界で順次販売を開始する。

新型「GSX-S1000GX」

 新型「GSX-S1000GX」は、スポーツツアラーとアドベンチャーを融合させたクロスオーバーバイク。「GSX-S1000」シリーズのエンジンを採用することで、スポーツライディングに必要な動力性能を継承しつつも、ツーリング性能を向上させる新技術と装備を採用。スタイリングは、スポーツバイク並みの性能を体現したアグレッシブな外観シルエットに、ツーリングでの快適性を追求したアップライトな乗車姿勢をモダンに組み合わせたデザインとした。

 スズキの二輪車として初採用の「SAES(スズキアドバンスドエレクトロニックサスペンション)」は、速度や路面状況、ブレーキによる車両の姿勢変化に応じて、サスペンションの減衰量やプリロードを電子制御する。さらにこのSAESに、IMUなどのデータを組み合わせることで、凸凹路面を検知し、サスペンションの制御量を自動で切り替えるスズキの独自プログラム「SRAS」(スズキロードアダプティブスタビライゼーション)を開発・搭載。これにより、未舗装路での振動を抑えたスムーズな乗り心地と、オンロードでのダイナミックなスポーツ走行の両立が可能になったという。

 また、出力特性、トラクションコントロールレベル、SAESの減衰設定を統合管理する「SDMS-α」や、コーナーに傾いたときにもABSを作動させることができるモーショントラックブレーキシステムなどの多彩な電子制御機能を採用している。

新型「GSX-8R」

新型「GSX-8R」

 新型「GSX-8R」は、「GSX-8S」をベースに、スポーツライディングに適したカウリングやセパレートハンドルを装備したスポーツバイク。歴代のスズキのスポーツバイクのヘリテージをデザインに込め、エンジンやシートレールを露出させることで機能美を演出し、新時代的で斬新なデザインとした。

 776cm 3 直列2気筒エンジンとそれに合わせて設計されたフレーム、大型ピストンを備えたサスペンションにより、日常使いやスポーツ走行、ツーリングにも適したモデルという。