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メルセデス・ベンツ、新型「GLB」発売 外装を刷新してナビを最新世代にアップデート

2023年11月17日 発売

638万円~694万円

新型「GLB」(GLB 180)

 メルセデス・ベンツ日本は11月17日、新型「GLB」を発売した。価格は「GLB 180」が638万円、「GLB 200 d 4MATIC」が694万円。

 今回の新型GLBではエクステリアデザインを刷新するとともに、ナビゲーションシステムをSクラスなどに採用している最新世代にアップデートし、安全性や快適性を高めるアダプティブハイビームアシストなどを全モデルに標準装備、快適な乗り心地と軽快なハンドリングを実現するアダプティブダンピングシステム付サスペンションやBurmesterサラウンドサウンドシステムをオプション設定した。

 エクステリアデザインについて、フロントまわりではフロントグリルにメルセデス・ベンツのSUVに共通する特徴的なデザインのルーバーが装備され、AMGラインパッケージではクローム仕上げのダイヤモンドパターンが無数に散りばめられたシングルルーバーのフロントグリルを採用。また、SUVらしさを強調した新デザインのフロントバンパーを採用するとともに、AMGラインパッケージでは下部に広がる台形とその両サイドにも大きく開口するようなデザインを採用することで、よりアグレッシブかつパワフルなフロントバンパーに仕上げた。ヘッドライトデザインも変更を受けている。

 リアまわりではスポーティで安定感のあるリアビューを演出する新デザインのリアディフューザーを備えたほか、LEDリアコンビネーションランプのデザインを変更し、よりシャープな印象を与えるデザインに仕上げた。

 また、ホイールデザインも全て刷新され、足下をスポーティに演出するアルミホイールを採用。GLB 180とGLB 200 d 4MATICの標準仕様には18インチアルミホイール、AMGラインパッケージには20インチAMGアルミホイールが装着される。ボディカラーには新色の「スペクトラルブルー」「ローズゴールド」を追加した。

GLB 180

 インテリアでは新世代のステアリングホイールを採用し、オプションのAMGラインパッケージを選択すると3本のツインスポークにより近未来的なスポーティさを演出するとともに、ナビゲーションやインストルメントクラスター内の各種設定や安全運転支援システムの設定を手元で完結できる機能性も有した。また、従来はタッチコントロールボタンへの接触やステアリングホイールにかかるトルクで判定していた、アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック使用時のハンズオフ検知機能のために、新たにリムに静電容量式センサーを備えたパッドを採用。これにより、ステアリングホイールにかかるトルクがなくとも、ドライバーがステアリングホイールを握っていることが認識され、アクティブディスタンスアシスト・ディストロニックの使い勝手を向上している。加えてセンターコンソールに設置していたタッチパッドを廃止し、すっきりとしたインテリアデザインに仕上げている。

 そのほか、最新世代の対話型インフォテインメントシステム「MBUX」を標準装備するとともに、最新世代のナビゲーションシステムとMBUX AR(Augmented Reality、拡張現実)ナビゲーションをオプション設定した。

GLB 200 d 4MATIC(AMGラインパッケージ装着車)
GLB 200 d 4MATICのインテリア

 また、オプション設定のAMGラインパッケージに、各輪のダンピングを最適に連続可変させることで快適な乗り心地と軽快なハンドリングを実現するアダプティブダンピングシステム付サスペンションと、走行状況に合わせたエンジンサウンドを演出する「スポーティーエンジンサウンド」を追加。アダプティブダンピングシステム付サスペンションは、走行状況や道路状況、速度に応じてエンジン、トランスミッション、ステアリング特性などを加味してダンピングを連続可変させる。また、ダイナミックセレクトスイッチにより、Comfort、Sport、Sport+の3つのモードを選択することが可能で、SportとSport+では減衰特性を硬めに設定することで高速走行時でも安定したコーナリングなどスポーティなドライビングを楽しめ、Comfortでは路面の凹凸を感じさせない快適な乗り心地を提供するとのこと。

 パワートレーンは、「GLB 180」では直列4気筒1.4リッターターボエンジンを、「GLB 200 d 4MATIC」では直列4気筒2.0リッターディーゼルターボエンジンを搭載する。