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エアレース世界チャンピオン室屋義秀選手、WRCラリージャパンを応援 2024年のエアレースXは4戦を予定

LEXUS PATHFINDER AIR RACINGに所属する室屋義秀選手が、WRCラリージャパンを訪問

 世界のトップドライバーが集うWRC最終戦ラリージャパンでは、さまざまな人を見かけることができる。今シーズン新たなエアレースシリーズであるエアレースXを立ち上げたエアレース世界チャンピオン室屋義秀選手もその一人。

 LEXUS PATHFINDER AIR RACINGに所属する室屋義秀選手は、TOYOTA GAZOO Racingを応援のために訪問しており、その際に新たなエアレースシリーズであるエアレースXの動向を聞くことができた。

TOYOTA GAZOO Racingのピットを訪れていた。そのピットで使われていたデバイスに興味もあったようだ

 室屋選手ら世界トップクラスのエアレーサーが立ち上げたエアレースXは、世界各国別々の地域で飛んだ飛行機のデータを合成して競い合うというもの。飛行データは精密に計測されるほか、気温データなどの補正を行ない比較されていく。これにより、世界各地から1箇所に集まることなく競技を行なうことができ、レースのコストを下げることができるほか、本来は飛ぶことのできない箇所を舞台にエアレースを行なえる。

 初回は、日本の渋谷を舞台に開催。世界各地から飛行データを持ち寄って渋谷を舞台に競技が行なわれ、室屋選手が見事優勝した。

 室屋選手によると、当初想定したよりも大きな差がついたそうで、「コンマ数秒での争いかと考えいたが、秒で差がついた」と語る。室屋選手の愛機はレクサスの協力によって空力面やヒューマンインターフェース面が改善されており、それらの影響もあったようだ。

 気になる2024年シーズンに関しては、年間4戦程度を予定しているという。発表できる段階になった時点で、公表していくとのことだ。