質実剛健な勇姿を振り返る「セドリックパトカー スーパーバイブル」

　講談社ビーシー／講談社は、警察車両として、もう退役してしまった懐かしいセドリックパトカーから、令和に残る現役セドリックまで、豊富な写真でその魅力を紹介する「セドリックパトカー スーパーバイブル」を2023年11月24日（電子版同時配信）に発売する。A4判／80ページで本体価格は2200円（税別）。

　昭和から平成の初期のころまで、パトカーといえば実用本位、そして質実剛健であることが当たり前だった。そして、セドリックパトカーは、まさにその代表格ともいえる存在。同書の見どころは、セドリックパトカーが第一線で活躍していたころの豊富な写真で、ディテールまでしっかり観察できる大判写真を用意。

　フェンダーミラー、鉄ホイール、ビニールレザーのシートなど……、潔いほどの廉価装備が標準であり、一般車がどんどん高級感を高めていく時代にあって、こうした実用本位の姿がかえって魅力的に見えてくる。加えて、市販車にない3.0リッターエンジン＋5速MTの組み合わせは、パトカーならではの仕様であり、パトカーファンの心をくすぐってやまない。セドリックパトカーならではの装備も多様なバリエーションを、かつての写真や資料を元に徹底深掘りする。