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いすゞとUDトラックスの協業拠点、長野県の南信州地域に設立

2023年12月13日 発表

中央自動車道の松川IC近くに位置するいすゞとUDトラックスの協業拠点

 いすゞ自動車とUDトラックスは12月13日、協業拠点を長野県の南信州地域(飯田・下伊那)にオープンすると発表した。同拠点は、いすゞグループの販売会社、いすゞ自動車中部が運営する飯田サービスセンターを、UDトラックスの飯田カスタマーセンターの隣地に移転し、協業拠点として新たに開設・運営するもので、12月19日より営業を開始する予定。

 中央自動車道の松川IC近くに位置するこの協業拠点では、いすゞ・UDトラックス両ブランドの高度純正整備が受けられるなど、長野県の最南端である南信州地域のユーザーの利便性向上を図る。

 また、バッテリEV(BEV)の普及に向け充電器を備えるほか、LED照明、バイオ式工場排水処理装置を設置し、外構の一部にリサイクル素材を活用するなど、環境面にも配慮。さらに、工場の屋根に遮熱塗装を採用、作業エリアにスポットエアコンを配備し、整備員の労働環境を改善した。

 いすゞ自動車とUDトラックスは、2021年4月にUDトラックスがいすゞグループに加わって以来、両社の各領域で協業を進め、2023年春には共同開発したトラクタヘッドを発表するなど、商品面でのラインアップを拡充。また、国内の営業・アフターサービスネットワーク体制においても、8月に京都府綾部市に初の協業拠点を設立している。

 両社では、現在、合わせて国内400拠点を超える商用車サービスネットワークを展開しており、今後、地域の実情を踏まえ、さまざまな形態での協業を進めていく計画としている。

協業拠点の概要