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JeMO、JAF公認のeモータースポーツ大会「UNIZONE」を紹介するイベント 武藤壮太選手や大湯都史樹選手らリアル&バーチャルのプロレーサーが対決
2023年12月19日 16:57
- 2023年12月16日 実施
2025年の公式リーグ戦開催を目指し、2024年にエキシビション大会など実施
eモータースポーツ大会「UNIZONE(ユニゾーン)」を運営するJeMO(日本eモータースポーツ機構)は12月16日、「e-motorsport UNIZONE meetup」を開催した。
UNIZONEは、JeMOによって開催されるJAF(日本自動車連盟)から公認を受けた唯一のeモータースポーツ大会。競技には「アセットコルサ コンペティツィオーネ」「iRacing」の2タイトルを採用し、「社会インフラとしてのクルマにとどまらない楽しさや魅力ある未来のモビリティの実現」を掲げ、リアル志向のさまざまなゲームタイトルを使用した競技やレギュレーション、リアルモータースポーツ選手とeスポーツ選手のタッグチームによる熱い戦いを通じて、ただのeスポーツではなく、モビリティ社会への貢献・新たな競技・現実を超えるエンターテインメントへ挑戦し続けるとしている。
また、UNIZONEという名称には、「ファン・ドライバー・関係者が一体となり(Unite)、クルマ・ゲーム・社会の新しい領域(Zone)に挑戦する」というチャレンジャースピリットが込められているとして、リアルレースのトップドライバー参戦によるリアルとバーチャルの融合や、デジタル領域の強みを活かした新しいビジネスチャンスの創出、「モビリティ」をテーマとしたコミュニティプラットフォームの形成を通して、eスポーツプレイヤーの社会的地位を向上するとともに、ファン、ドライバー、関係者が一体となってクルマ、ゲーム、社会の新しい領域に向かうことを目指していく。
イベントでは日本eモータースポーツ機構 代表理事 出井宏明氏があいさつを実施。その中で出井氏は「新しいスタイルリアルとバーチャルの融合、新しいスタイルのコミュニティ、そしてトップクラスのレーサーにある高い頂と多くの方に楽しんでいただける広い裾野、これを大事にこのリーグを大会を、運営していきたい」とビジョンを語った。
また、スーパーフォーミュラ(全日本スーパーフォーミュラ選手権)を開催するJRP(日本レースプロモーション)とパートナーシップ契約を締結し、リアルとバーチャルを組み合わせながら、新しい世界観や新しい楽しみを提供していきたいという考えを述べた。
公式リーグ概要についても紹介され、2024年にはトップ選手が参加するエキシビション大会を年に数回実施するとともに、裾野の拡大を目指し、老若男女問わずeモータースポーツに触れる機会を作るため、オープン大会を実施。その上で、2025年にはトップ選手による公式リーグ戦やオープン大会を本格的に実施し、「多くの人々に楽しんでいただけるような、そんなリーグを目指したい」とした。
参加チームのメンバーは「リアルレーサー枠」「eレーサー枠」「ユニバーサル枠」の3枠各1名で構成。1vs1の一騎打ちを行なう「マッチレース」、さまざまなサーキットを次々と巡るデジタルだからこそ開催できる形式の「スプリントレース」、ピットインも行なわれる「セミ耐久レース」の3つのカテゴリーでレースが実施される。
続けて、実際にeモータースポーツレーサーとリアルモータースポーツレーサーがタッグを組んで戦うeモータースポーツショーケースを実施。eモータースポーツレーサーとして武藤壮太選、宮園拓真選手、佐々木唯人選手、冨林勇佑選手が、リアルモータースポーツレーサーとして、山下健太選手、大湯都史樹選手、小山美姫選手、佐藤蓮選手が登場。解説・実況を辻よしなり氏が、解説を山中智瑛氏が務めた。
そのほか、出井氏に加え、名古屋王者 代表取締役社長 片桐正大氏や、日本レースプロモーション 代表取締役社長 上野禎久氏、オートバックスセブン 販売促進部長 幅田智仁氏が登壇するトークセッションも行なわれ、最後にはUNIZONE初となるオープンイベント「e-Motorsport UNIZONE EX Match Powered by Super Formula」を2024年2月25日に群馬県高崎市で開催すると発表された。