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ソニーホンダ、CES2024で進化した「アフィーラ プロトタイプ」世界初公開 ホンダ三部社長がゲスト登壇し、川西社長はマイクロソフトやポリフォニーデジタルとの協業紹介

AIを活かしたAD/ADASについて語るソニー・ホンダモビリティ 代表取締役 社長 兼 COO 川西泉氏

ソニーホンダ、CES2024で進化した「アフィーラ プロトタイプ」世界初公開

 ソニーは1月8日(現地時間)、米国ネバダ州ラスベガスで開催されている技術見本市「CES2024」においてプレスカンファレンスを実施。プレスカンファレンスの1パートにソニー・ホンダモビリティの代表取締役 社長 兼 COO 川西泉氏が登壇し、新型バッテリEVブランド「アフィーラ」の開発環境の紹介を行なったほか、進化した「アフィーラ プロトタイプ」を世界初公開した。

 川西社長は「人とモビリティの関係を再定義する」をテーマにプレゼンテーション。ソフトウェアデファインドビークルである進化した「アフィーラ プロトタイプ」を、プレイステーションのコントローラを使ってステージに呼び込んだ。

ソニーのプレスカンファレンスに登壇したホンダ 三部敏宏社長(右)
進化した「アフィーラ プロトタイプ」
AD/ADASにこだわった強化がされているようだ

 進化点は、各種センサー類が外見からも強化されていること。川西社長はAI技術を活用したAD/ADASを構築するとし、マシンラーニングによるCNN(たたみ込みニューラルネットワーク)の例を紹介した。

 このプレゼンテーションでは、多数の協業も発表。AI技術ではマイクロソフトのAuzre Open AIサービスを、ユーザーエクスペリエンスではEpic GamesのUnreal Engine 5.3の採用を、車両開発においてはグランツーリスモで知られるポリフォニーデジタルとの協業を開始するとした。

マイクロソフトとAIで協業
車両開発にはポリフォニーデジタルと協力

 また、川西社長のプレゼンテーション前には、本田技研工業の三部敏宏社長もゲスト登壇。ソニーとホンダの取り組みについて語った。

 アフィーラは2025年に先行受注開始、2026年春に北米でのデリバリー開始、2026年後半に日本でデリバリー開始を掲げており、先行受注開始の1年前に大きなアップデートを発表したことになる。