ゴードンミラーモータース、日産キャラバンベースの大型キャンピングカー「GMLVAN G-01」 価格1870万円

ゴードンミラーの大型キャンピングカー新型「GMLVAN G-01」

　オートバックスセブンは1月22日、同社が展開するガレージライフスタイルブランド「GORDON MILLER（ゴードンミラー）」の車両レーベルである「GORDON MILLER MOTORS」より、シリーズで最も大型車両となる新型車「GMLVAN G-01（ジーエムエルバン ジーゼロワン）」を発表、2024年3月6日より直営店舗「GORDON MILLER KURAMAE」にて販売を開始する。価格は1870万円で、2024年度は限定5台の生産。

　ガレージライフスタイルブランド「GORDON MILLER」は2017年7月に販売を開始し、これまでカー用品やアパレル、インテリア用品からキャンピングカーまで商品ラインアップを拡大し、2021年11月には直営店舗「GORDON MILLER KURAMAE」を出店、ブランドコンセプトである「ガレージから拡張するライフスタイル」をさまざまな角度から提案。現在GORDON MILLERでは900を超えるアイテムを取り扱っている。

　GORDON MILLERの車両レーベルである「GORDON MILLER MOTORS」は、2019年よりトヨタ自動車の「ハイエース」と、日産自動車の「NV200バネット」をベース車両としたキャンピングカー2車種を販売開始。2022年には軽キャンピングカーを発表し、車両ラインアップを拡充している。

新型キャンピングカー「GMLVAN G-01」概要

エクステリアの特徴

　GMLVANシリーズ最大サイズの車両で、ベース車は日産の「キャラバン」の4WDを採用。フロントフェイスは、GORDON MILLER MOTORSの世界観を踏襲した丸目4灯、リアはGORDON MILLERのエンブレムを装着しつつ、G-01専用開発のオリジナルデザイン丸型LEDテールランプやマットブラックで統一されたリアバンパーカバー、サイドガーニッシュを装備。

　ボディカラーはステルスグレーのほかに、GORDON MILLER MOTORSオリジナルカラーとなるアイボリー色「ヴィンテージエクリュ」のリリースも予定していて、全2パターンの展開（両カラーとも日産工場にて塗装）。

インテリアの特徴

　インテリアは「グリッドレスライフ」をコンセプトに、車中泊はもちろんワーキングスペースとしての活用も想定した、従来の車両とは異なる仕様・装備・設計を実施。G-01専用に開発したオリジナルシートカバー（フロント＆リア）には、上質で手触りがよく、優れた耐久性で汚れに強い、ウルトラスエードを採用。

　リアシートはほぼ無段階に調整できるリクライニング機能付きで、走行中の前向き使用はもちろん、車中泊などの際にはフルフラットベッドへの切り替えを可能としたほか、走行中の快適性向上のため、背中と頭をしっかり支えられるハイバックを標準装備する。

　跳ね上げ式リアベンチはクッション性もよく、ウルトラスエードを使った上質な座り心地で、リアシートと合わせ最大7人（リアシート2人、ベンチ片側3人と2人）が座れるほか、車内にテーブルを展開することも可能で、アウトドアはもちろんワーキングスペースとしても活用できる（※乗車定員は4名）。

　車内天井部には、調光機能付きシーリングLEDライトを採用し、シーンに合わせて明るさを調整でき、ラゲッジルーム側面上部には、アウターなどを掛けるのに便利なスチールウォールバーを装備。CORDURA生地を使ったG-01専用デザインの収納ギア（ハンギングバッグ、ティッシュケース、ハンガー）を装着できる。さらに、エキスパンドメタルキャビネットや、床面に施したアルミ縞鋼板により、インダストリアルな車内空間を演出した。

大型バッテリを搭載

大型バッテリを搭載し、さまざまな電子機器や家電が使用できる

　G-01は、 電力網などのインフラに頼らないグリッドレスな環境でも快適に過ごすことが可能な大型バッテリ（容量5100Wh、最大出力1500W）を搭載し、ドライヤーなどの高出力製品も使用可能なほか、AC100Vコンセント×4口、USB type A×2口、USB type C×2口を完備し、パソコンやスマートフォンなどをはじめ、さまざまな電子機器や家電が使用できる。

　また、標準装備で6畳用に匹敵する規格のクーラーと、＋10℃～－22℃まで1℃単位で好みの温度設定が可能な36Lの大容量冷蔵庫（冷凍への切り替え可）を搭載。バッテリ容量が大きいので、クーラーは最大で連続約11時間稼働可能としている。