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トヨタ、約3000人が「もっといいクルマづくり」に取り組む開発拠点「トヨタテクニカルセンター下山」完成 豊田章男会長が壊したクルマとともにあいさつ

トヨタ自動車株式会社 代表取締役会長 豊田章男氏

約3000人が「もっといいクルマづくり」に取り組む開発拠点「トヨタテクニカルセンター下山」

 トヨタ自動車は4月2日、愛知県豊田市および岡崎市にまたがって建設を進めていた「Toyota Technical Center Shimoyama(トヨタテクニカルセンター下山)」の全面運用を開始したと発表した。

 トヨタテクニカルセンター下山は、造成工事後の2018年4月から施設の建設を始め、2019年4月にカントリー路を備えた中央エリアの運用を開始した。2021年10月には、高速評価路や世界各地の特殊な路面を再現した特性路などを備えた東エリアの運用を順次開始した。

下山構内図

 今回、新たに車両開発棟や来客棟を備えた西エリアが完成、全面運用を開始した。車両開発棟はレクサスカンパニー、GRカンパニーの事業・開発拠点となる。

Toyota Technical Center Shimoyamaの概要

所在区域:豊田市(旧下山村)および岡崎市(旧額田町)の一部
面積内訳:
総面積 650.8ha(6508km2)
事業主体:用地造成工事 愛知県企業庁、施設建設工事 トヨタ自動車株式会社主な施設:
中央エリア カントリー路
東エリア 高速評価路、特性評価路
西エリア 車両開発棟、来客棟
投資額:約3000億円
従業員数:約3000人(2024年3月全面運用開始時)

 全面運用開始に伴い開催された「お披露目式」において、トヨタ 代表取締役会長 豊田章男氏が、実際に壊したクルマとともにあいさつ。この下山で加速していく「もっといいクルマづくり」を誓った。

豊田章男会長が壊したクルマ。もっといいクルマづくりために特別に展示した