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ベントレー、W12エンジンに置き換わる最高峰のV8パワートレーン「ウルトラ パフォーマンス ハイブリッド」導入

2024年5月8日(現地時間) 発表

最高峰のV8パワートレーン「ウルトラ パフォーマンス ハイブリッド」導入

 ベントレーは5月8日(現地時間)、ブランドの象徴であるW12エンジンの後継として、完全新設計のV8ハイブリッドパワートレーン「ウルトラ パフォーマンス ハイブリッド」を導入すると発表した。「ウルトラ パフォーマンス ハイブリッド」の詳細は今後数週間以内に発表する予定で、この新パワートレーンの導入により、全ラインアップにハイブリッドモデルを設定するという目標が達成されることになる。

 今夏に引退を迎える6.0リッターW12ツインターボエンジンはベントレーを象徴する存在であり、過去20年間に10万5000基を製作。今後は「ウルトラ パフォーマンス ハイブリッド」がベントレーを代表するパワートレーンとしての役割を引き継ぎ、ベントレーの新たなラインアップを確立し、電動ラグジュアリーカーとして世界最高のパフォーマンスを提供していく。

 新システムのベースは既存のハイブリッドパワートレーンとなるが、出力は750PS以上、電気のみの航続距離は80kmと、パフォーマンス、効率ともに向上。フライングスパーやGTのスピードモデルに搭載されているW12エンジンと比べると、91PS以上の出力向上に成功した。また、より広い回転域で4桁のトルクを発生する一方で、WLTPモードのCO2排出量は50g/km未満を達成しているという。

 なお、W12エンジンおよび非ハイブリッドのV8エンジンを搭載する車両は残りわずかの在庫とのこと。