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ベントレー、北米最後のV8 4.0リッターモデル「エディション8」 コンチネンタルGT/GTC、フライングスパーに設定

2024年5月9日(現地時間) 発表

ベントレーの北米専用車「エディション8」。手前からコンチネンタルGTC、コンチネンタルGT、フライングスパー

 ベントレーは5月9日(現地時間)、「コンチネンタルGT」と「コンチネンタルGTC」および「フライングスパー」の北米専用モデルとなる「Edition(エディション)8」を公開した。

 同社は2020年に発表した戦略「ビヨンド100」にて、2024年までに全3モデル(コンチネンタル、フライングスパー、ベンテイガ)にラグジュアリーハイブリッドモデルをラインアップすると宣言。その一環として、現行のコンチネンタルGT、コンチネンタルGTC、フライングスパーに搭載されているV型8気筒4.0リッターツインターボエンジンの廃止を決めており、北米市場では「Edition 8」がもっとも豪華な装備の最後のモデルになるという。

 ベントレーのV型8気筒エンジンは75年の歴史があり、最初のLシリーズは1959年に「S2」に搭載された180PSを発生するもので、現行のV型8気筒エンジンは当時の3分の2の排気量で3倍のパワーを発生。廃止されるV型8気筒4.0リッターエンジンは、2012年に導入が始まり、すべて手作業で製造し、これまでに5万3000台以上生産した。

 北米専用モデル「エディション8」の特徴は、オプションのマリナーパーソナルコミッショニングが数多く奢られた豪華な1台で、ブラックライン仕様のエクステリア、22インチホイール、コンフォート仕様シート、回転式センターディスプレイ、コントラストステッチなどを装備。また、ボディカラーはマリナーの60色以上のエクステンデッドペイント中から好みのカラーを選べる。

コンチネンタルGT エディション8

 さらに、フロントシートとリアシートには、マリナーパーソナルコミッショニングのもう1つのオプションである「Palm Fluting(パームフルーティング)」が、ベントレーの市販車としては初採用され、個性的で魅力的なインテリアに仕上げている。

コンチネンタルGTC エディション8

 このほかにも、ホイールが回転しても常にロゴが正位置にとどまる「セルフレベリング機能付きホイールセンターキャップ」「LEDウェルカムランプ」「ジュエルフィラーキャップ」なども完備する。

フライングスパー エディション8
シートには「エディション8」のロゴがあしらわれる

 加えてコンチネンタルGTとコンチネンタルGTCはフェンダーに、フライングスパーはDピラーに「Edition 8」のエンブレムが配され、インテリアもシートバックやヘッドレスト、スカッフプレートに「Edition 8」のロゴがあしらわれる。

コンチネンタルはフェンダーに付く「Edition 8」のエンブレム
フライングスパーはDピラーに「Edition 8」のエンブレムが付く
スカッフプレートにも「Edition 8」の文字があしらわれる