三菱自動車と博報堂、アウトドア嗜好層へ新体験・サービス提供する新会社「株式会社NOYAMA」設立

「自然と生きる力を、取り戻す」をコンセプトにする新会社

　三菱自動車工業と博報堂は7月18日、両社共同で新会社「株式会社NOYAMA」を設立したと発表した。新会社の出資比率は三菱自動車が66.6%、博報堂が33.4%で、7月18日から事業が開始され、「自然と生きる力を、取り戻す」をコンセプトに新しい体験やサービスを提供するアウトドアに特化したプラットフォームビジネスを行なうとしている。

　新会社の初年度は、自然の中にあるものだけを使ってサバイバル力を楽しく身に着けるためのコンテンツ・コミュニティサービス「冒険の学校」、自然の中で家電を使う体験を通じてアウトドアでもいざというときでもスマートに楽しく生きる術を体験する、PHEV（プラグインハイブリッドEV）とアウトドアギア・電化製品の一括レンタルサービス「e-Outdoor」、2つのサービスの提供を開始。

　初年度に提供されるサービスの「冒険の学校 -みる、つながる、やってみる-」は、ブッシュクラフトや自然探索に興味のある人を主な対象として、自然で生きる技術や知恵をゼロから学び、新たなアウトドアの楽しみ方を共有・共感できるアウトドアコミュニティサービス。

　メンバーシップに加入すると、自然の中での生活をより楽しむための「ノウハウ動画ライブラリー」「オンラインコミュニティ」「リアル体験イベント情報ポータル」といった、3つのサービスにアクセスすることができる。

　e-Outdoorは、大容量バッテリに蓄電された電力を電化製品に使用できるPHEV「アウトランダー」「エクリプス クロス」と、便利なアウトドアギア・電化製品を一括で借りられるレンタルサービス。キャンプをこれから始めたい人だけでなく、いつものキャンプとは違う体験をしたいという人にとっても新たなキャンプ体験が手軽にできるとしている。

　そして、中期的には、プラットフォームビジネスとして、EC事業、広告配信事業、データコンサルティングなど、幅広い事業展開を目指すとしている。

株式会社NOYAMAの社名の由来は、「原っぱや野山を駆け回った子供のころの原風景を想起し、そのような原風景への回帰や自然の中での冒険を求める人々へ、豊かなアウトドアの時間や新たなアウトドアの体験価値を提供したい」という思いから。「NOYAMA」は社名だけでなくプラットフォームサービス名称にもしている

新会社情報

事業開始：2024年7月
代表取締役：久保田和拓氏
所在地：東京都中央区日本橋小舟町8-13-405
主な事業内容：・アウトドア関連のプラットフォームサービス事業