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BMW、バッテリEVモデルに「V2L」と「V2H」機能を追加 蓄えた電気を外部に利用でき利便性が向上

2024年8月1日 発表

BMWのバッテリEVモデルにV2LとV2H機能を装備することが発表された

 ビー・エム・ダブリューは8月1日、バッテリEV(電気自動車)モデルの「iX1」「iX2」「i5」「i5ツーリング」「i7」「iX」に、車両に蓄えた電気を電気機器に利用できるV2L(Vehicle to Load/ビークル・トゥ・ロード)機能および、車両に蓄えた電気を家庭用電源に利用できるV2H(Vehicle to Home/ビークル・トゥ・ホーム)機能を搭載すると発表した。

 対象となるモデルの詳細は、「iX1 eDrive20」「iX1 xDrive30」「iX2 xDrive30」「i5 eDrive40」「i5 M60 xDrive」「i5 eDrive40 Touring」「i5 M60 xDrive Touring」「i7 eDrive50」「i7 xDrive60」「i7 M70 xDrive」「iX xDrive40」「iX xDrive50」「iX M60」で、2024年7月生産分以降はV2H機能が搭載されるほか、それ以前のモデルはソフトウェアのアップデートが必要になる場合もあるという。なお、MINIのEVモデルは発売当初からV2LとV2H機能を備えている。

 バッテリEVモデルは、搭載しているリチウムイオンバッテリに電気を蓄え、蓄えた電気でモーターを駆動する車両だが、このリチウムイオンバッテリは大容量の電気を蓄えることが可能。蓄えた電気を電気機器や家庭用電源に利用することで、EVの利便性をより向上できる。

 利用方法にあたっては、すでに日本で広く普及していて、BMWおよびMINIのバッテリEVにも搭載されている急速充電規格「CHAdeMo(チャデモ)」に専用機器を接続することで、車両に蓄えた電気をV2L機能によって電気機器に利用したり、V2H機能によって家庭用電源に利用したりできるという。