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ITS Japan、台風10号豪雨災害で「乗用車・トラック通行実績情報」公開

2024年8月28日 公開

乗用車・トラック通行実績情報

 ITS Japanは8月28日、2024年8月の台風10号への対応として官邸対策室が設置されたことを受け、「乗用車・トラック通行実績情報」を公開した。

「乗用車・トラック通行実績情報」では本田技研工業、パイオニア、トヨタ自動車、日産自動車、いすゞ自動車、UDトラックス、日野自動車から提供を受けた情報を使用。台風10号は過去最大級の台風であることや、台風の動きが遅く暴風雨が長時間継続することから広範囲での土砂災害が想定されるため情報公開にいたったという。

 また、乗用車・トラック通行実績情報で通行実績があるとされていても、現在通行できることを保証するものではないと注意を呼びかけている。

いすゞは被水した車両の取り扱いについての情報を公開

 なお、「乗用車・トラック通行実績情報」に情報提供しているいすゞでは、けがや車両の損傷防止のため被水した車両の取り扱いについての情報を公開している。

 被水・冠水した恐れがある車両について、キースイッチをONにしたりエンジンを始動すると、配線のショートによる火災が発生したり、吸気系統に泥水等の異物が入っているとエンジンを損傷させるなどして、思わぬけがや車両の損傷の危険があるという。

 そのためキースイッチをONにしたりエンジンを始動したりすることは絶対に行なわないよう促すとともに、応急処置として「キースイッチをOFFにすること」「バッテリ端子のマイナス側を取り外すこと」などを呼び掛けている。