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日本損害保険協会、「全国交通事故多発交差点マップ」公開 事故ワースト1は「東京都 池袋六ツ又交差点」「大阪府 長居交差点」
2024年9月13日 18:43
- 2024年9月13日 発表
日本損害保険協会は9月13日、交通事故の防止・軽減を目的として、最新の「全国交通事故多発交差点マップ」を公表するとともに、人身事故件数が多い「2023年(令和5年)事故多発交差点全国ワースト5」を発表した。
2023年(令和5年)事故多発交差点全国ワースト5
1位2か所(人身事故件数19件)
東京都:池袋六ツ又交差点
大阪府:長居交差点
3位(人身事故件数16件)
大阪府:谷町9丁目交差点
4位(人身事故件数15件)
大阪府:谷町4丁目交差点
5位7か所(人身事故件数14件)
東京都:神宮前交差点
東京都:赤羽橋交差点
愛知県:笹島交差点
愛知県:折戸交差点
大阪府:上本町6丁目交差点
大阪府:梅新東交差点
大阪府:瓜破交差点
2023年の全国の交通事故状況としては、全交通事故が30万7903件ある中、交差点事故は17万6562件と、交差点事故の割合は57.3%となっている。
同協会が公開しているマップは、人身事故の半数以上が交差点・交差点付近で発生することに着目し、2023年の交通事故データをもとに、全国の地方新聞社の協力を得て作成したもので、都道府県ごとに、人身事故件数が多い5つの交差点について、特徴や主な事故要因・予防策などを紹介している。
2023年の全国交通事故多発交差点マップでは新たに2種類の情報を追加。登下校中の児童等が巻き込まれる事故が多く発生していることに鑑み、地域における通学路の交通事故防止対策などの参考となるよう、新たにワースト交差点付近の小学校を情報として追加した。
また、交差点での事故は、半数以上が信号機のない交差点で起こっていることから、地域の安全・安心を検討するにあたり、より具体的な情報として活用できるよう、交差点の特徴において、信号機の有無についても記載した。
地域における通学路の安全点検や交通安全指導、企業等における安全運転管理や従業者の研修などの参考資料として活用してほしいとのこと。