マツダ、「麻布台ヒルズ」に新R&Dオフィス開設 2025年初夏にソフトウェア領域の開発機能など配置へ

マツダ、新R&Dオフィスが入居する麻布台ヒルズ

　マツダは9月24日、2025年初夏、東京都港区麻布台にある「麻布台ヒルズ」にR&Dオフィスを新しく開設すると発表した。新R&Dオフィスでは、ソフトウェア領域をはじめとする開発機能の配置を計画しており、首都圏の大学や企業、研究機関との共創の場としても活用される。

　生成AIなど高度化した技術が普及していく中で、クルマを通じてユーザーにいきいきとした体験を届けるためには、従来のハードウェアに加えて、より高度なソフトウェア技術の開発やイノベーションが不可欠という。

　新R&Dオフィスでは、研究開発領域において、特にソフトウェア領域をはじめとする開発機能の配置を計画しており、ソフトウェア技術者にマツダを選んでもらえる魅力的な働く場と活躍の場にすることを目指すとしている。また、働きやすい環境を目指し、自由なワークスペースや、最新の機器などの設置を想定。具体的なフロア面積や設備などの詳細は、適切な時期に公表するとしている。

　マツダでは、「走る歓びで移動体験の感動を量産するクルマ好きの会社になる」を2030 VISIONとして掲げ、マツダブランドと関わるすべての人が心身ともにいきいきとし、日々を前向きに過ごせている状態を理想としており、その実現を目指している。マツダでは「ひとが最も重要な資本」という考えのもと、風土改革や人事制度の拡充、価値創造拠点の設置など、人材活躍の最大化の取り組みを推進しており、この新R&Dオフィスもその取り組みの1つとしている。