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ブリヂストン、秋の全国交通安全運動期間と連動した交通安全啓発イベント「ファミリー交通安全パーク」
2024年9月30日 13:23
- 2024年9月28日 開催
ブリヂストンは9月28日、日本交通安全教育普及協会と共催で交通安全啓発イベント「ファミリー交通安全パーク」を千葉県柏市のセブンパークアリオ柏で開催した。毎年秋に行なっているイベントで、警察、JAF(日本自動車連盟)が協力し、クルマ、バイク、自転車の交通安全知識の啓発を目的としている。
ブリヂストンでは特にタイヤの安全をアピール。今回はタイヤの空気圧によるタイヤの転がりについて体感できるブースを設置し、空気が十分に入ったタイヤとそうでないタイヤを転がし、転がりの違いを見てもらった。
また、タイヤの溝については新品時と1.6mmまで減った状態のもの、片べりのタイヤなどを展示し、溝の役割と実際に減るとどうなるかを展示した。なお、車検ではタイヤの溝の摩耗限界は1.6mmであるが、ブリヂストンでは4mm前後から雨のときに止まりにくくなる性能低下があり、3mmになったら早めの交換をすすめている。
自転車については空気圧の重要性を知ることができる展示を行なった。さまざまなタイプの自転車を用意し、空気圧低下によるパンクや走行性の低下を説明するとともに、空気入れを実演した。
空気入れの目安は成人男性がタイヤを親指で押して少し凹む程度。自転車の空気も時間が経つと抜けるとしており、1か月に一度の補充が目安。補充を忘れてしまいがちになるため、毎月の1日などとタイヤ点検日を決めておくとよいと説明していた。
自転車については、前後のライトやヘルメットも展示した。すでに努力義務化されて1年以上経ったヘルメットは実際にかぶることもできる。
危険予測シミュレーターを用意し、自転車の運転時に起こる危険を体験することもでき、安全運転診断結果もその場でもらえる。
さらに、自転車の交通ルールにまつわるクイズをうんこ先生が出してくれる、恒例の「うんこ交通安全」を実施。ちょっと難しくおもしろい問題に挑戦すると、うんこ先生のシールがもらえた。
また、このイベントは秋の全国交通安全運動期間と連動。協力する千葉県警は白バイを展示し、バイクに乗って記念写真の撮影ができ、子供には子供用制服まで用意した。
千葉県警では、秋になると夕方もすぐ暗くなるとともに、暗い色の服装が多くなるとして反射板の展示を行なったほか、年末にかけて多くなりそうな飲酒で酩酊状態を再現できるゴーグルを置き、実際に歩いて飲酒状態を体験することもできた。
さらに、運転感覚を意識する展示として、ランプが付いたところ早押しする反射神経を計測する機械を置き、測定結果も知ることができるようにした。
JAFは恒例の子ども安全免許証の発行を行なった。名前と顔写真で作成でき、交通に関するクイズが出され、正解するとゴールド免許、正解できないとブルーの免許というような区別もある免許だった。
また、運転能力診断では画面上のテストで運転能力を診断。診断結果をプリントアウトしてくれた。
2023年も秋に行なわれた「ファミリー交通安全パーク」は、ブリヂストンの企業コミットメント「Bridgestone E8 Commitment」の「Ease より安心で心地よいモビリティライフを支えること」にコミットする活動としている。来場者には各ブースを巡って答えるアンケートを行なっており、終了するとタイヤの溝を測るタイヤゲージなどがもらえ、週末のショッピングセンターを訪れた人たちにはタイヤや交通安全の理解が進んだようだ。