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ブリヂストン、交通安全啓発イベント「ファミリー交通安全パーク」を埼玉県羽生市で開催

2023年9月30日 開催

自転車ヘルメットの啓発ほか、4輪、2輪、自転車すべての安全をアピール

 ブリヂストンは9月30日、日本交通安全教育普及協会とともに秋の全国交通安全運動期間と連動した交通安全啓発イベント「ファミリー交通安全パーク」を埼玉県羽生市のイオンモール羽生にて開催した。タイヤの溝や空気圧といった安全点検を実物に触れて体験できる展示や、着用努力義務化された自転車ヘルメットをかぶるコーナーなども用意された。

タイヤの安全は4輪、2輪、自転車のすべてで啓発

 タイヤの安全点検は、4輪、2輪、自転車とそれぞれに展示。4輪では1.6mmのスリップサインだけを気にするのではなく、そこにいたる4mm、3mm、2mmの溝になった場合の注意点を展示。3~4mmに摩耗したタイヤを見ると、それほど減っている印象はないものの、すでに注意が必要な状態で、そのまま放置すれば限界の1.6mmまでになってしまうことをスタッフが説明していた。

「ファミリー交通安全パーク」はイオンモール羽生で行なわれた
タイヤの摩耗についての展示
注意すべきは1.6mmではなく4mm以下になったときからを強く訴えた
来場者アンケート回答でもらえるタイヤゲージ

 2輪のタイヤについては偏摩耗や完摩の状態を展示した。展示はスクーターのタイヤではないが、実際にはスクーターでこのような状態になることが多いという。偏摩耗では接地がわるくなりハンドリングに影響があること、完摩の状態になれば、タイヤは非常に薄くなり指で押すだけでタイヤが変形するほど危険な状態になることを、実際に触れて体験できるようにしていた。

2輪車のタイヤの摩耗について展示。完摩のタイヤの状態を触って確かめられる

 自転車の空気圧は、なかなか適正の状態を知る機会がないため、実際に来場者にタイヤに触れてもらい、硬さを体験できるようにした。自転車の場合、空気圧が減ることによるトラブルもあるが、それも説明していた。

自転車の適正空気圧を体験するコーナー
実際にタイヤを触ってもらい、適正な空気圧をスタッフが説明

 2023年4月から全国で着用努力義務化された自転車ヘルメットについては多数の製品を用意。スタッフが来場者に正しい着用法を体験できるようにしていた。

正しいヘルメットの着用法を体験できる

 子供向けには「うんこ交通安全ドリル」の自転車編を実際に解答するコーナーを設けた。タブレットで問題を解いて点数を競うもので、人気を集めていた。

うんこ交通安全ドリル
タブレットで問題を解いていく

 自転車に乗って危険予測シミュレーターを体験できるコーナーや、運転能力診断テストも実施。運転能力としての診断とアドバイスを受けることもできた。

運転能力診断テストを実施、画面上で体験してそれぞれの能力を診断する
最後に診断結果をプリントアウトしてくれる
自転車に乗って行なう危険予測シミュレーター

 今回のイベントは主催のブリヂストンと日本交通安全教育普及協会のほか、JAF(日本自動車連盟)埼玉支部と埼玉県警察も協働で参加し、それぞれに展示を行なった。JAFはおなじみの子ども安全運転免許証を発行。写真つきでその場で作成していた。

JAFは子ども安全免許証をその場で作成

 埼玉県警はこちらもおなじみの白バイにまたがって記念撮影ができるコーナーを設けた。子供用の制服と制帽も用意され、着用して撮影ができた。

埼玉県警では、白バイを持ち込み、子供用制服を着用して写真が撮れる。子供がいなくなれば大きなお友だちもまたがって撮影に参加していた
子供用の制服。白バイ隊員の制服もある

 また、埼玉県警では今回、自転車ヘルメットの啓発も行なっており、自転車ヘルメットに関するアンケートにスマートフォンを使って答えると、自転車ヘルメットや交通安全グッズがその場でもらえるという抽選も実施し、盛り上がっていた。

自転車ヘルメットに関するアンケートに答えると抽選ができ、景品がもらえる
これは埼玉県警のアンケートの景品の自転車用ヘルメット。当たればその場でもらえるという大盤振る舞い

 今回のイベントはブリヂストンの企業コミットメント「Bridgestone E8 Commitment」の「Ease より安心で心地よいモビリティライフを支えること」にコミットする活動として行なわれた。4輪や2輪のタイヤだけでなく、ブリヂストングループ全体として自動車、バイク、自転車の交通安全に向けた展示となった。

イオンモール羽生の1階西コートで開催された