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ケンウッド、ディスプレイオーディオ2024年モデル Apple CarPlayとAndroid Autoとのワイヤレス連携が可能

2024年11月下旬 発売

オープンプライス

ケンウッドのディスプレイオーディオ2024年モデル「DMX5523S」

 ケンウッド(KENWOOD)は10月8日、DA(ディスプレイオーディオ)の2024年モデルとして、音楽・映像の再生や、地図アプリのナビゲーション機能の活用など、ワイヤレス接続での「Apple CarPlay」「Android Auto」に対応し、スマートフォン連携を可能にした「DMX5523S」を11月下旬より発売すると発表した。価格はオープンだが、市場推定価格は5万円前後。

 車載用DAは車内で手軽に音楽と映像を楽しめる商品だが、近年は「Apple CarPlay」「Android Auto」に対応し、スマホの各種コンテンツの再生、さらに地図アプリを活用したナビゲーション機能が使用できる商品が求められているという。

 そこでケンウッドは、従来のUSBケーブル経由での接続だけでなく、ワイヤレス接続でも「Apple CarPlay」「Android Auto」に対応し、より手軽にスマホとの連携を実現。音楽や映像・動画コンテンツはもちろん、地図アプリのナビゲーション機能も使用できるほか、スマホとのワイヤレス接続で「YouTube」などの動画コンテンツを本機モニターで視聴できる「ワイヤレスミラーリング」にも対応させた。

「Apple CarPlay」「Android Auto」に対応したディスプレイオーディオ2024年モデル

ディスプレイオーディオ「DMX5523S」の主な特徴

「Apple CarPlay」「Android Auto」にワイヤレスで接続でき、iPhoneまたはAndroidスマホとの連携が可能で、スマホのアプリを本機から操作できる。また、乗車後には自動で接続されるので、スマホを鞄やポケットの中に入れたままでも連携を可能としている。さらに、SiriやGoogleアシスタントにも対応していて、走行中でも音声操作による地図アプリでの運転ルート検索や音楽アプリでの楽曲検索、ハンズフリー通話の操作、テキストメッセージの送信なども行なえる。

 また、スマホの動画コンテンツを再生できる「ワイヤレスミラーリング」にも対応し、スマホとワイヤレスで接続して「YouTube」などの動画配信サービスの動画コンテンツを再生して車内で楽しめる。加えてBluetoothユニットの搭載により、iPhoneやAndroidスマホなどに収録した楽曲のワイヤレス再生も可能。高音質コーデックAACに対応し、高音質な音楽再生が楽しめるとした。さらに、HFP Ver.1.7に対応し、Bluetooth対応のスマホや携帯電話で、クリアな音質のハンズフリー通話が行なえるほか、Bluetooth対応スマホ/携帯電話を7台まで登録可能できる。

「Apple CarPlay」「Android Auto」にワイヤレスで接続できる

 そのほかにも、従来のDA搭載のWVGA画質(800×480)よりも高画質な映像再生や地図表示が可能な、WSVGA画質(1024×600)のディスプレイパネルを採用したほか、フリックやドラッグなどスムーズな画面操作が可能な静電容量式タッチパネルを採用。ステアリングリモコンの学習機能に対応し、ステアリングから手を放すことなく安全な操作を実現。

 USBメモリーに記録してある動画ファイル(MPEG1/MPEG2/MPEG4/WMV/H.264/MKV)や音楽ファイル(MP3/WMA/AAC/WAV/FLAC)の再生にも対応し、スマホやデジタルオーディオ機器などの急速充電に対応した2.1A(アンペア)出力のUSB端子も装備した。

 加えて高音質な音楽再生を実現する「24bit DAC」も搭載し、高精度な信号変換をすることで、よりクリアなサウンドを楽しめるほか、13バンドイコライザー、タイムアライメント設定、サウンドエフェクトなどの音質調整・高音質化技術も搭載する。