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JVC、通信型ドライブレコーダー「STZ-DR10」「STZ-DR30」をバージョンアップ 船舶や建機での利用も可能に

2024年1月16日 発表

JVCケンウッドの通信型ドライブレコーダー「STZ-DR10」

 JVCケンウッドは1月16日、通信型ドライブレコーダー「STZ-DR10」および防塵・防水仕様の「STZ-DR30」をバージョンアップし、2月上旬より発売すると発表した。価格はオープンプライス。

 JVCケンウッドの通信型ドライブレコーダーは、自動車・バイク向けモデルの開発で培った技術・ノウハウにより、各種機能・スペックや高い耐久性を備えるとともに、コストも抑えて手軽な設置を両立。さらに、自社で開発したSDK(Software Development Kit)を利用することで、IoT・AIベースのアプリケーション開発も可能としているのが特徴。

 今回のバージョンアップでは、通信型ドライブレコーダーを遠隔で保守・管理できるVieureka(ビューレカ)の提供するクラウド型ツール「Vieureka Manager サービス」のクライアントを新たに搭載。複数端末(通信型ドライブレコーダー)の遠隔一元管理を実現すると同時に、AC電源にも対応させることで幅広い環境での使用を可能にし、船舶や建設機械に向けたモビリティサービス、製造業に向けたエッジAIカメラなど、活用シーンの幅を広げた。

防塵・防水仕様の通信型ドライブレコーダー「STZ-DR30」

バージョンアップの主な内容

 複数端末を遠隔で保守・管理できるクラウド型ツール「Vieureka Managerサービス」のクライアントを搭載し、管理者はブラウザから複数の端末とアプリの遠隔一元管理が可能。例えば複数拠点の端末の状態監視が可能となり、障害発生時も現地に駆け付けることなく対応できるため、復旧までの時間を短縮するなど、運用コストの大幅削減が期待できる。

 また、通信型ドライブレコーダーは従来、自動車で使用されていたためシガーソケットからの給電仕様だったが、今回AC電源(100V~240V)に対応させ、アダプターを付属。船舶や建設機械、製造業における工場など幅広い環境での使用を可能とした。

遠隔一元管理のイメージ