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JVCケンウッド、テレマティクスサービス構築を短期間・低コストで実現する「STZ-DR00開発パッケージ」

2021年1月18日 発表

通信型ドライブレコーダーのシステム構成イメージ

 JVCケンウッドは1月18日、通信型ドライブレコーダーを活用したIoT・AIベースのテレマティクスサービス構築を短期間・低コストで実現する「STZ-DR00開発パッケージ」の提供開始を発表した。

STZ-DR00開発パッケージの提供開始について

 JVCケンウッドは、2020年9月14日にテレマティクスサービス向け通信型ドライブレコーダー「STZ-DR00」を開発し、スマートフォンと連携して事故時の位置情報などを家族と共有できるコンシューマー向けサービスや、GPSを活用した動態管理・危険運転判定など運行管理サービス業態に向けてシステムを提供。

 今回はこのドライブレコーダーを核としたIoT・AIベースのテレマティクスサービス構築を短期間・低コストで実現する「STZ-DR00開発パッケージ」を開発。1月20日から提供を開始する。

 また「STZ-DR00開発パッケージ」は、1月20日~1月22日まで東京ビッグサイトで開催される「第13回 オートモーティブ ワールド -クルマの先端技術展-」のJVCケンウッドブースにて初公開するという。

STZ-DR00開発パッケージ概要

 STZ-DR00開発パッケージは、開発済みの通信型ドライブレコーダーのハードウェアとソフトウェアをSoftware Development Kit(SDK)としてクライアントに提供することで、アプリケーション(通信アプリ)、サービス部分(サーバー)の開発のみでテレマティクスサービスの導入ができるため、スピーディーなテレマティクスサービスの構築とサービスインを実現可能とした。

SDKの構成イメージ

 クライアントのニーズに応じて外部システムとの連携を自由にカスタマイズできるほか、汎用OSの採用により独自アプリケーションの組み込みを可能とし、車線逸脱・前方発進などを検知するADAS(安全運転支援)や、居眠り・脇見運転を検知するDMS(ドライバーモニタリングシステム)などの機能をオプションとして追加することも可能。さらに、衝撃など検知時に映像やGPS情報などをサーバーへアップロードするカスタマイズも可能としている。

 JVCケンウッドは、損害保険会社やカーシェアリング業者、リース会社をはじめ、運行管理システムなどのテレマティクスサービス導入を検討している企業に向け、短期間・低コストでのサービスインを実現するソリューションとして提案していくとしている。