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JVCケンウッド、記録・通信型アルコール検知器と4つのクラウド型点呼・勤怠管理システムとの連携開始 履歴管理の低コスト・短納期化を実現

2023年3月2日 発表

JVCケンウッドの記録・通信型アルコール検知器と4つのクラウド型点呼・勤怠管理システムとのデータ連携イメージ

 JVCケンウッドは3月2日、KENWOODブランドにて発売中の記録・通信型アルコール検知器「CAX-AD300」と、4つのクラウド型点呼・勤怠管理システム「IT点呼キーパー」「ホワイト安全キーパー」「スリーゼロ」「バリバリ勤怠」との連携を順次開始すると発表。これにより低コスト・短納期で点呼管理や勤怠管理とアルコールチェックの履歴管理の連携が可能になるとしている。

 2022年4月より道交法の施行規則の改正が段階的に実施されているが、事業者は安全運転管理者による運転者の運転前後における酒気帯びの有無の確認と記録の保存が義務化され、その確認方法としてアルコール検知器の使用を必須とする方向で検討されている。

 そこでJVCケンウッドは、対象となる事業者が検査および測定結果の記録・管理がしやすいよう、通信機能を搭載した記録・通信型アルコール検知器「CAX-AD300」を2022年8月下旬に発売。また、車両の運行管理システムを展開する事業者に向けて、「CAX-AD300」とスマートフォン専用アプリ、データ連携用のサーバーをパッケージ化し、アルコール検知器と既存のシステムとの連携を短納期・低コストで実現する「アルコール検知器サービス連携パッケージ」の提供も2023年1月から開始。

 アルコール検知器「CAX-AD300」は、Bluetooth接続によってスマホと連携して、アルコール濃度の測定結果と測定者情報(写真データなど)をスマホの通信機能を使用して管理者のPCへメールで自動送信し、PC用管理ソフトウエアで測定履歴として保存することが可能で、今回の連携では、新たに「IT点呼キーパー」「ホワイト安全キーパー」「スリーゼロ」「バリバリ勤怠」の、4つのクラウド型点呼・勤怠管理システムに対応。アルコール検知器「CAX-AD300」と接続したスマホに、各システムに対応したスマホアプリをインストールし、測定データを送信することで連携を可能にした。

 これらシステムを導入済みの企業であれば、低コスト・短納期で点呼管理や勤怠管理とアルコールチェックの履歴管理の連携が可能になる。なお、JVCケンウッドは、今後も連携可能なシステムの拡充を予定しているという。

連携可能システム(2023年3月2日時点)