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スズキ、新型「フロンクス」発表会 「実車を見て、触れて、実際に乗っていただいて、そのよさを体感して」と鈴木俊宏社長
2024年10月17日 13:33
- 2024年10月16日 実施
スズキは10月16日、クーペスタイルの新型コンパクトSUV「フロンクス」を発売した。価格は254万1000円~273万9000円。
新型フロンクスは、力強さ・上質さ・洗練さを兼ね備えた個性的な内外装デザインを採用。3995×1765×1550mm(全長×全幅×全高)というコンパクトなボディサイズで、最小回転半径4.8mというとりまわしのしやすさを実現しながら、4人乗車も快適な室内空間や、アレンジ可能な容量210Lのラゲッジを確保した。
駆動方式は2WD(FF)のほかに日本専用の4WDも設定。パワートレーンには1.5リッターの「K15C」型エンジンとマイルドハイブリッド、6速ATを採用し、スムーズかつスポーティで運転を楽しめるモデルとなっている。
同日に開催された発表会では、スズキ 代表取締役 社長 鈴木俊宏氏が登壇。5年ぶりの新型車発表会の開催になるということに触れ、「この5年間はコロナや半導体不足もあり、皆さんに大変ご迷惑をおかけしましたが、最近は安定して生産できるようになり、スズキの国内市場における1~9月の販売台数は約55万台、前年比111%となりました」と、生産が回復してきたことで安定して車両を供給できるようになり、販売台数も堅調であると話した。
新型フロンクスについては「2023年1月、インドのオートエキスポでワールドプレミアムとしてご披露しました。このフロンクスは、スズキが世界戦略車としてお届けするクーペスタイルのSUVです。フロンクスはインドのSUV市場で最も早く累計販売台数20万台を突破しました。また、インドだけではなく、中南米、中近東などにも輸出しており、世界70か国以上のお客さまにご愛用いただいております。そのフロンクスを満を持して本日より日本のお客さまへお届けします」と紹介した。
続けて「日本への導入にあたっては、日本の道路事情に合わせたサスペンションのチューニングや、降雪地域での使用を考慮した4WD車の設定など、日本に合わせた仕様の作り込みをしっかり行なってきました。スズキは適所適材のものづくりを大切にする。まさにフロンクスもそのことを体現する1台です。競争が激しいこの日本のコンパクトSUV市場において、フロンクスはほかにはない個性的なデザインととりまわしのよいサイズ感だけではなく、運転する人が楽しく、後席の人も快適なモデルとして多くのお客さまに喜んでいただけると思っています。ぜひ発売を迎えた今日からは、実車を見て、触れて、実際に乗っていただいて、そのよさを体感していただきたいと思います」と述べ、新型フロンクスに対する自信を見せた。
次に登壇したスズキ 商品企画本部 四輪B・C商品統括部 新型フロンクスチーフエンジニア 森田祐司氏は、新型フロンクスの詳しい商品特徴について説明。「これまでにない新しいSUV、新型フロンクスは、スズキのクルマ作りのノウハウと最新技術を結集し、チームスズキで開発してきました。1度見て、乗っていただければ、このクルマのよさを実感いただけると思います。使っていただく方が笑顔になれるクルマとして、お客さまに自信を持っておすすめできる1台です」と話した。
新型フロンクスのデザインについて紹介したスズキ 商品企画本部 四輪デザイン部 アイデア開発課 加藤正浩氏は「新型フロンクスは、競合ひしめくコンパクトSUV市場でも埋没することのない、個性を主張するデザインに仕上がったと自負しております。ぜひ、実際にクルマを見て触れていただくことで、新型フロンクスの魅力を感じていただければ幸いです」とコメントした。
最後に登壇したスズキ 日本営業本部 本部長 玉越義猛氏は「スズキ車は所有し、お乗りいただければさらによさが分かっていただける、そんな魅力がございます」と話し、10月16日から新型フロンクスを含めたスズキの全車を対象に、スズキ大試乗キャンペーンを開催すると紹介した。