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マクラーレン、新型スーパーカー「McLaren W1」のサスペンションに米国Divergentの3Dプリント技術を採用

2024年10月21日(現地時間) 発表

マクラーレンの新型スーパーカー「McLaren W1」のサスペンション構造イメージ図

 マクラーレン・オートモーティブは10月21日(現地時間)、新型スーパーカー「McLaren W1」に搭載する先進的サスペンション・ハードウェアの設計・開発に、産業用デジタルマニュファクチャリングを手掛ける米国カリフォルニア州の企業「Divergent Technologies,Inc」と提携したと明かした。

 新型McLaren W1は「McLaren F1」と「McLaren P1」の継承モデルで、クラストップのパフォーマンスを目指すマクラーレンの精神が込められた1台。マクラーレンのエンジニアは、Divergentの革新的な設計・製造手法により、さまざまな設計を次々に適用して、McLaren W1の画期的なサスペンション構造コンポーネントを迅速に開発できたという。

マクラーレン新型スーパーカー「McLaren W1」

 McLaren W1は、F1マシンから取り入れたフロントサスペンション構造を、カーボンファイバー製モノコック「エアロセル」に直接マウント。フロント・アッパー・ウィッシュボーン、空力的形状のロア・ウィッシュボーン、フロント・アップライトなどは、Divergentの積層造形技術(3Dプリント)により製造され、最適な耐久性と剛性を両立したとしている。

McLaren W1のフロントサスペンションまわり

 マクラーレン・オートモーティブのマイケル・ライターズCEOは、「私たちは、設計・製造の革新に力を注ぐマクラーレンと思いを共有する企業、Divergentとの提携に胸を躍らせています。その最先端技術によって、McLaren W1ではさらに複雑なサスペンション構造を開発できました。これにより、マクラーレンオーナーのドライビング・エクスペリエンスをいっそう強化するだけでなく、パフォーマンスの限界を拡大し続けるというマクラーレンの使命を後押しする力となっています」と述べている。

 また、Divergent創業者のケヴィン・ジンガー会長兼CEOは、「マクラーレンのパートナーとして、新型McLaren W1のその驚くべきエンジニアリングの開発に携わることを誇りに思います。Divergentが設計・製造したサスペンション・ハードウェアによって、マクラーレンのチームは、このデジタルマニュファクチャリングの時代にスーパーカー製造の可能性の限界を押し広げることに成功したのです」とコメントを寄せている。

マクラーレンの新型スーパーカー「McLaren W1」