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マクラーレン・テクノロジー・センター、開業20周年を迎え「20の秘密」を公開
2024年5月16日 15:05
- 2024年5月13日(現地時間) 発表
マクラーレン・オートモーティブは5月13日(現地時間)、「マクラーレン・テクノロジー・センター(MTC)」の開業20周年を迎えるにあたり、20の秘密を公開した。
MTCは英国人建築家であるノーマン・フォスター氏が設計した建物で、マクラーレン・オートモーティブとマクラーレン・レーシングの本拠地になっている。車両はすべて2011年に新設されたイギリスのサリー州ウォーキングにある「マクラーレン・プロダクション・センター(MPC)」にて、手作業で組み立てられている。
公開されたMTCの20の秘密
・湖をたたえる3000万L以上もの水は、熱交換器に送られ、建物の冷却と風洞から発生する放熱に使用している。
・建物の寸法に合わせてタイルをカットする必要がないように、事前に建物の寸法を正確に計測し、完璧にフィットするように設計した。
・建物のファサード(正面)を支えるブレードデザインは、F1マシンのサスペンション・ウィッシュボーンからヒントを得ている。
・料理の匂いを抑えるために、施設内のレストランの気圧は、やや低めに設定されている
・50ha(ヘクタール)の敷地には10万本以上の樹木や低木、そして5つある駐車場にはそれぞれ1万4000本以上の植物が植えられている。
・MTCが建設された土地には、もともとダチョウ牧場と鉄道模型があった。
・MTCを建設する際は、30万m 3 以上の土が取り除かれ、その土はすべて敷地内に再分配され、再利用している。。
・俯瞰でみるとMTCと湖は1つのきれいな円を描いている。
・近未来的な外観を呈するMTCは、映画「ワイルド・スピード」シリーズ ホブス&ショー(邦題はスーパーコンボ)をはじめ、数々の賞を受賞した映画やTV番組のセットとして使用されている。
・約4万3000m 2 のガラスが使用されている。
・MTCの建設には200万時間もの時間が費やされた。
・川と湖には11種のトンボが生息している。
・建物のメインフレームは、ボーイング747型機が9機入るほどの大きさ。
・建物は、厚さ1m、深さ27mのスラリー壁で囲まれていて、これを掘削するために、世界に3台しかない特殊なバックホー掘削機をア
メリカから輸送した。
・夏の晴れた日には、約350匹の蝶を、またマクラーレン・パークでは、毎年25種類以上のさまざまな生物を確認できる。
・コンセプトは、90%がNASA、10%がディズニー。
・MTCキャンパスの植物は、毎年100tの炭素を吸収・回収している。
・湖には、当初飼われていた鯉よりもさらに大きな「マクラーレン・ブレッド」という鯉が生息している。
・ビルのファサード(正面)にあるガラス製のエレベーターは、ピストンからインスピレーションを受けている。
・世界的建築家ノーマン・フォスター氏(フォスター・アンド・パートナーズ)が設計を担当。フォスター氏は、ロンドンのウェンブリー・スタジアム、ガーキン(サーティ・セント・メリー・アクス)、香港空港、東京のセンチュリー・タワーも手掛けている。