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マクラーレン、新型スーパーカー「750S」発表会 価格はクーペが3930万円、スパイダーが4300万円
2023年8月2日 21:08
- 2023年8月2日 公開
マクラーレン最新の、そして最強のモデル
マクラーレン・オートモーティブは8月2日、新型スーパーカー「750S」を日本初公開した。
750Sは、スーパーカー「720S」の後継として誕生したモデルとなり、クーペとスパイダーのボディタイプをラインアップ。720Sと比較して最高出力は30PS、最大トルクは30Nm高められた、最大出力750PS/7500rpm、最大トルク800Nm/5500rpmを発生するV型8気筒 4.0リッターツインターボエンジンをミッドシップに搭載し、トランスミッションには加速を引き上げる最適なギヤレシオに変更された7速SSGを組み合わせている。
ボディは720Sからダウンフォース量を増加させ、空力バランスを向上させたほか、カーボンファイバー製モノコックを中心に徹底的な軽量化が図られ、720Sからさらに30kg軽くなった1277kgという乾燥重量を達成。パワーウェイトレシオはクーペで587PS/t、スパイダーで566PS/tとし、0-100km/h加速は2.8秒、最高速は332km/hを誇る。
インテリアはドライバーを中心とした新インストゥルメント・ディスプレーを採用し、その両サイドにアクティブ・ダイナミクスの設定用ロッカースイッチを配置することで、ステアリングに手を置いたまま、サスペンションとパワートレーンのモード変更を可能としている。
日本での販売価格は、3年間のサービスパックを含めた金額でクーペが3930万円、スパイダーが4300万円。すでに日本でのオーダーも入っているといい、販売枠は2024年の春ごろまで埋まっている状況とのこと。
マクラーレン・オートモーティブ アジア日本代表 正本嘉宏氏は750Sについて、「2017年に導入し、圧倒的なパフォーマンス、そしてカーボンモノケージを中心とした無類の軽量化技術がもたらす最高のドライバーズエンゲージメントを提供し、そのセグメントにおいていまだにトップレンジで君臨しております702Sをさらに強化したものでございます。最新のF1を中心とするレーシングテクノロジーを積極的に投入すると同時に、720Sと比べてさらなる徹底的な軽量化を図った、まさに究極のドライバーズエンゲージメントをご提供する、マクラーレン最新の、そして最強のモデルです」と紹介した。
また、現在日本においてネットワーク戦略を強化しているといい、今年の第4四半期には6店舗目となるマクラーレン広島を新規に立ち上げ、同時期には既存のマクラーレン名古屋を市の中心部となる目抜き通りにリロケーションすることで、新たな活動強化を図っていくという。さらに、2024年には首都圏において3店舗目となるマクラーレン横浜を立ち上げ、計7拠点という体制にしていくと語った。
さらに認定中古車も強化しているといい、2019年に世界で初めて立ち上げたマクラーレン クオリファイド東京に続き、2023年3月には世界で2拠点目となるマクラーレン クオリファイド大阪を最新鋭のサービスセンターとともに大阪府豊中に立ち上げ、今秋には3店舗目となる認定中古車拠点のマクラーレン クオリファイド名古屋を立ち上げる予定とした。
加えて、マクラーレン福岡では専用のボディ＆ペイントショップを年内に立ち上げる予定であると明かし、「新車、そして認定中古車センター、さらにはサービス拠点を立ち上げることで、セールス、アフターセールス、すべてのメンテナンスビジネス、そしてカスタマーケアの強化を図ってまいりたいと考えております」と正本氏は語った。
続けて、来日中のマクラーレン・オートモーティブ プロダクトマネージャー シェーン・ハーマン氏が750Sについてのプレゼンテーションを実施。スーパーカーのベンチマークとなっている720Sについて振り返りつつ、750Sはピュアなスーパーカーとして720Sの後継となるモデルであると紹介し、デザインの変更点やパワートレーン、軽量化による性能の向上、一体感を生む新設計のスポーツエキゾースト、ハードウェアとソフトウェアの変更やプロアクティブシャシーコントロールIIIの搭載による新開発サスペンションなどについて解説した。
