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SPK e-SPORT Racing所属の中島優太選手と深谷諄選手が、実車のロードスターレースで年間チャンピオン獲得

2024年10月27日 開催

ロードスター・パーティレースIII東日本シリーズのND-Sクラスチャンピオン深谷選手(左)とNC-Sクラスチャンピオン中島選手(右)

 SPKは10月27日、同日開催された「ロードスター・パーティレースIII東日本シリーズ第4戦」にて、SPK e-SPORT Racing所属の中島優太監督兼選手と深谷諄選手が、それぞれ年間シリーズチャンピオンを獲得したことを報告した。

 SPKは、以前より実車を使ったリアル走行会などを開催する一方、バーチャルとリアルの両方にコミットし、そのよさを相互に作用させて新境地を開拓できないかとeモータースポーツ事業を早くから立ち上げ、「SPK e-SPORT Racing」を結成。また、2024年4月にはeモータースポーツ事業の一環として、最新レーシングシミュレーターを設置したドライビングシミュレータ機材の研究施設「シミュレーターラボ」を開設している。

 2024年シーズンは、ロードスター・パーティレースIII東日本シリーズには、ND-Sクラスに深谷選手、NC-Sクラスに中島選手がシリーズフル参戦し、SPK e-SPORT Racingのチームメイトがそれをサポートしていた。

中央はチーム統括を務めるTCR JAPANの加藤彰彬氏

 2024年シーズンの最終戦となる第4戦、ND-Sクラスは24台が出場。例年を上まわる激戦のなか、105号車のSPK・TCRロードスターを駆る深谷選手が見事シリーズチャンピオンを獲得。深谷選手は、「TCR JAPANの加藤さんにフル参戦で競ってみたいと相談したところ、SPKさんにもサポートをしていただき、最高の環境を用意していただきました。現地ではTC CORSEメンバーのサポートのおかげで全4戦を安定した結果を重ねることができ、東日本シリーズND-Sチャンピオンにつなげることができました。ありがとうございました!」とシーズンを振り返っている。

深谷選手が駆る「105号車 SPK・TCRロードスター」

 また、今年が最後の開催年となるNC-Sクラスでは、SPK e-SPORT Racingの監督も兼任している中島選手が見事な走りを見せ、第2戦での優勝に続き、第3戦ではプロドライバーの井尻選手にも勝ち、シリーズチャンピオンの座を手にした。中島選手は、「1週間前に車両トラブルが見つかり、その他にもさまざまなトラブルありましたが、TCR JAPANの加藤さんを中心に、TC CORSEやSPK e-SPORT Racingのメンバーが現状でできる最善を尽くしてくれて、最後のNCシリーズでチャンピオン獲得できました!」とコメントしている。

中島選手が駆る「195号車 TCRロードスター」

 なお、SPK e-SPORT Racingが参戦する「ロードスター・パーティレースIIIジャパンツアーシリーズ」はまだ2戦残っており、チームに所属する三宅陽大選手(現在シリーズ2位)、南澤拓実選手(同4位)が、次戦の岡山国際サーキット戦に挑む。

リアルとバーチャルと二刀流でのモータースポーツ参戦を続けるSPK e-SPORT Racingのチームメンバー