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いすゞ、新開発ディーゼルエンジンと8速AT搭載の「D-MAX」と「MU-X」をタイで発売 高い動力性能と燃費性能を両立
2024年11月20日 20:30
- 2024年11月20日 発表
いすゞ自動車は11月20日、1t積みピックアップトラック「D-MAX(ディー・マックス)」および7人乗り乗用車ユースの「MU-X(ミュー・エックス)」に、新開発の2.2リッターディーゼルエンジン「RZ4F」および8速ATを搭載したモデルをタイで発表した。また同モデルは11月28日よりタイ国内で販売を開始する。
D-MAXおよびMU-Xは、力強いデザイン、悪路走破性、ディーゼルエンジンの優れた燃費性能などが特徴。今回は市場からの根強いディーゼル需要の要望に応え、2.2リッターディーゼルエンジン「RZ4F」を新たに開発。優れた静粛性と耐久性はそのままに、最高出力120kW/3600rpm、最大トルク400Nm/1600-2400rpmを実現。燃焼の改善と最適なターボ設定、さらに新たな8速ATとの組み合わせにより、動力性能と燃費性能を従来モデルから向上した。
また、ATを従来の6速から8速へと多段化し、ワイドレンジ化とトルクコンバーター性能の最適化、高減衰ロックアップダンパーの採用、RZ4Fに最適化したシフトマップ設定により、優れた発進加速性と動力性能、燃費性能を両立している。
いすゞは、中期経営計画「ISUZU Transformation - Growth to 2030(IX)」にて、動力源の技術開発については、今回のRZ4Fのように既存技術を応用した内燃機関車だけでなく、バッテリEV(電気自動車)、燃料電池自動車(FCV)とマルチパスウェイ(全方位戦略)の方針で、各国での使われ方・地域状況に適した動力源を選択できるよう商品開発を進めるとしている。
今回タイのブリーラム県のChang International Circuitで行なわれた発表イベントに出席したいすゞ自動車 代表取締役 取締役社長 COOの南真介氏は、「いすゞはタイにおいて、長年にわたり多くのお客さまに支えられ、高いマーケットシェアを獲得しています。今回の新型D-MAXおよびMU-Xは、新エンジンとATの搭載により、発進性、加速性を格段に向上させながらも、優れた燃費性能を実現し、高性能とカーボンニュートラル対応を両立させた素晴らしい商品になったと自負しています。いすゞはカーボンニュートラル社会の実現に向け、内燃機関車のみならず、バッテリEV、燃料電池自動車などマルチパスウェイで幅広い商品開発にも取り組んでおります。これからもタイのお客さまの声に真摯に耳を傾け、多岐にわたるお客さまの使い方に最適な商品を提供し続けてまいります」とコメントしている。