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日産京都自動車大学校の学生がカスタマイズカー「NEO SKYLINE」「Z Lealia」を製作　大阪オートメッセ2025に登場

編集部：椿山和雄

2025年2月7日 15:57

2025年2月7日〜9日開催

「大阪オートメッセ2025」に日産京都自動車大学校の学生が製作したカスタマイズカー「NEO SKYLINE」「Z Lealia」が登場した

　日産グループの学校法人日産学園は、日産京都自動車大学校の学生が製作したカスタマイズカー「NEO SKYLINE」「Z Lealia」を、「大阪オートメッセ2025」（インテックス大阪：2月7日〜9日開催）に展示した。

　日産学園が展開する日産・自動車大学校は、全国に5校（栃木校・横浜校・愛知校・京都校・愛媛校）あり、5校に共通する自動車整備の国家資格取得を目指す学科に加え、モータースポーツ系や、板金・塗装といった車体系の課程をもつ自動車整備専門学校。

　今回、大阪オートメッセ2025に出展した2つのモデル、NEO SKYLINEはCV35型「スカイラインクーペ」、Z LealiaはM35型「ステージア」をベースに、車体系の課程を有する京都校の自動車整備・カスタマイズ科4年生が製作したもので、製作期間は6か月。学生たちが授業の集大成として製作した車両となる。

　実際に車両を確認して驚いたのは、デザインやスタイリングだけを提案する車両でなかったこと。他車種の部品を流用しながら、ボンネットやドア、トランクスペースといった部分の開閉機能が確保されている点。

　2つのモデルは、2025年1月10日〜12日に開催された「東京オートサロン2025」にも出展しており、会場での反響について、自動車整備カスタマイズ科4年生の井澤見治氏に話を聞くと、「リアまわりはステージアのリアフェンダーを切って、リーフのリアフェンダーを取り付けていますといったことを、来場した人に説明をしていると、おーすごい！と驚いてくれます」と話してくれた。

　車両製作にあたっては、車検を取得できる車両であることや、予算も決められていて、予算が足りない場合はスポンサーを募って学生が企業にプレゼンテーションまでを行なうといった社会学習の一環で、このあとは車検取得も目指すという。

「NEO SKYLINE」

CV35型スカイラインクーペをベース車両にする「NEO SKYLINE」

「NEO SKYLINE」はCV35型スカイラインクーペをベース車両とし、「現代のケンメリ」というコンセプトで、1970年代に一世を風靡したケンメリスカイラインをオマージュし、学生たちが新たにケンメリの魂を宿したクルマを造りたいという思いで製作された。

ケンメリの部品やデザインをそのまま流用するだけではなく、ケンメリらしさを残しながらも今の時代に合ったスタイルを探求。ボディカラーは、学生が考えたオリジナルカラーの「トモアキブルー」で、ケンメリのブライトブルーメタリックをベースに、新たにパールを加え、懐かしさの中にも新しさを表現した

「Z Lealia」

「Z Lealia」は“家族と歩むスポーツワゴン”をコンセプトとし、刺激と日常を合わせ持ったクルマを目指して企画。スポーツカーが好きで「フェアレディZ」に憧れるお父さんに、家族一緒にスポーツカーでドライブを楽しんでもらいたいという学生の思いが込められた。車名のLealia（リーリア）とは、英語の「Lead（率いる）」とラテン語の「Familia（家族）」から組み合わせた造語。