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BMW「M1000RR」で「鈴鹿8耐」「ボルドール24時間」へ挑戦 オートレース宇部 Racing Teamが2025年参戦マシン披露
2025年2月19日 19:42
- 2025年2月19日 発表
James Racingが運営する「オートレース宇部 Racing Team」は2月19⽇、2025年シーズンの参戦マシンBMW「M1000RR」を披露するプレスカンファレンスを開催した。
オートレース宇部 Racing Teamは、2022年に結成されたバイクレースチーム。2023年には「鈴鹿8時間耐久ロードレース」に初出場し、4位入賞を果たしている。
2025年からは、新たなライダーとして浦本修充選手をエースとして起用し、参戦マシンは2024年までのスズキ「GSX-R1000R」からBMW「M1000RR」にスイッチ。2025年の参戦予定レースは「MFJ全日本ロードレース選手権 JSB1000」の6大会中4大会に出場するとともに、FIM世界耐久選手権「鈴鹿8時間耐久ロードレース」「ボルドール24時間耐久レース」に出場することを明らかにした。
同チームは、「世界チャンピオン獲得」がチーム結成当初からのターゲットであるとして、BMWの2輪レース部門を担うドイツ・alpha racingとの契約を締結。2025年は鈴鹿8耐で外国車初の表彰台を獲得し、2年後の2027年にFIM世界耐久選手権でチャンピオンを獲得することをチームの目標にしている。
チームディレクターの中井貴之氏は「今シーズンは本格的な世界挑戦へのステップの年として位置づけ、どちらの選手権シリーズもスポット参戦となります。中でもわれわれにとって大きな挑戦となる初の24時間耐久レースへの参戦です。FIM世界耐久選手権最終戦ボルドール24時間耐久レースに参戦します。フランスのポール・リカール・サーキットで開催される過酷な24時間レースに参戦することで、ライダーやスタッフが全員しっかりと経験を積み、BMW M1000RRのデータを蓄積し、来年度以降の世界耐久選手権フル参戦に向けて準備を進めていきます」との計画を説明した。
お披露目された参戦マシンについて、浦本選手は「僕自身も今朝、今年のフルカラーになったバイクを初めて見たのですが、やっぱりすごくワクワクした気持ちですね」と話すとともに、海外ブランドのバイクでのレース参戦は初めてと言い、「スペイン選手権で一緒に戦っていたライダーがBMWに乗っていて、強敵なライバルにいたので、一緒に走っていても元気のよさであったりとか、ストレートの速さもそうですし、そのへんを感じていたので、それに実際に乗れるのがすごく楽しみですね」との期待感を語った。
今後、詳細なチーム体制については4月の開幕戦に向けて順次発表されていく。