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いすゞ、リマニユニット車に「フォワード type-Re」追加設定 新車同等のリースアップ車で製造時のCO2排出量削減

2025年3月28日 発表
いすゞの中型トラック「FORWARD」

 いすゞ自動車は3月28日、リマニ(リマニュファクチャリング)ユニット車のラインアップに、中型トラック「FORWARD type-Re」を追加し、メンテナンスリースによる取り扱い開始を発表した。

 リマニユニット車とは、リースアップ後にエンジンやトランスミッションといった駆動部分のリビルト(再生)に加え、足まわりの部品交換による機能性回復、内装の洗車・部品交換による快適性回復により、新車同等の信頼・耐久性を担保した車両のこと。

 部品の多くを再利用するため、資源循環に寄与するほか、「FORWARD type-Re」では新車製造時に比べ約28tのCO2排出量の削減が見込めるという。

リマニユニット車ロゴ

 いすゞは、2050年までに製品のライフサイクル全体で温室効果ガスゼロを目指すと共に、廃棄物・廃棄車両の再資源化率100%に向け、「循環経済」の実現を目指していることから、この活動の一環として、2022年10月に大型トラックのリマニユニット車「GIGA type-Re」の取り扱いを開始するなど、取り組みを推進している。

 また、これらの取り組みは、リマニ・リビルト機能を集約した、いすゞのグループ会社「IEMH(いすゞエンジン製造北海道)」で行なわれるが、IEMHでは部品の再利用率向上や品質向上を目指すだけでなく、将来にわたって循環経済の実現に貢献するため、内燃機関だけでなく電動化関連の技術の獲得も進めているという。