ニュース
ホンダ、中国市場向けEV「イエ」シリーズ第2弾「広汽Honda GT・東風Honda GT」世界初公開
2025年4月23日 12:47
- 2025年4月23日(現地時間) 発表
開催中の上海モーターショー2025で公開
本田技研工業の中国現地法人である本田技研工業(中国)投資有限公司は4月23日(現地時間)、中国・上海で開催中の2025年上海モーターショー(第21回上海国際自動車工業展覧会)で中国市場向けEV(電気自動車)「烨(yè:イエ)」シリーズの第2弾となる「広汽Honda GT・東風Honda GT」を世界初公開した。
広汽Honda GT・東風Honda GTは、烨シリーズのフラグシップモデルとして新たなドライビングプレジャーの提供を目指し、デザインはロー&ワイドなシルエットとしたほか、広汽Honda GTはシームレスで洗練された未来感、東風Honda GTは見る人に刺激を与えるエモーショナルな未来感という、それぞれのモデルが目指す世界観を表現している。
車内では、運転席と助手席に座る乗員が、それぞれに移動体験を楽しめるような空間とし、運転席はドライバーがレーシングマシンのようなコクピットに身を沈め、操る喜びに没入できる空間とした。助手席には大画面を見ているような視聴体験ができる遠焦点ディスプレイを採用し、特別な移動体験の提供を目指している。
ホンダは、「2050年にホンダが関わる全ての製品と企業活動を通じたカーボンニュートラルの実現」というグローバルの目標を掲げ、その実現に向けて、中国では先進技術を搭載した新製品を迅速に届けるため、中国のリソースを積極的に活用し、電動化をより加速させていくとした。
中国技術を活用した開発方向性を発表
また、智能化・電動化領域における技術進化が速い中国で、顧客の期待に応える製品をスピーディーに届けるため、中国の技術を活用したホンダの今後の開発方向性を上海モーターショーで発表した。
Momenta(モメンタ)との先進運転支援技術の共同開発
高精度地図を用いずAIを活用し、カーナビで目的地を設定すればシステムが運転・操縦を行なう先進運転支援技術に強みを持つMomentaと先進運転支援技術の共同開発を行ない、今後の機種へと展開していく。ホンダが培ってきたクルマづくりの技術と、Momentaの技術を融合させることで、安心・安全な移動の実現を目指していく。
DeepSeek(ディープシーク)のAI技術活用
車内でのサポートなどを行なうAI技術にはDeepSeekを新たに採用し、より快適で楽しい車内空間の実現を目指していく。今後、烨シリーズにはDeepSeekのAI技術を全適用し、すでに販売している烨シリーズ第1弾の「烨P7・烨S7」にもOTA(Over the Air)で対応していく。
寧德時代新能源科技股份有限公司(CATL)との電動化技術の共同開発
次世代EVへの進化を目指し、バッテリセルを直接車体にレイアウトした高効率プラットフォームをCATLと共同開発するとともに、リン酸鉄リチウムイオン(LFP)バッテリを本田として初採用し、烨シリーズ第3弾モデルに搭載する。