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ホンダ、中国市場へ投入する新型EV「烨シリーズ」世界初公開 第1弾「烨P7」「烨S7」は2024年末発売予定
2024年4月16日 17:09
- 2024年4月16日(現地時間) 発表
本田技研工業の中国現地法人である本田技研工業(中国)投資有限公司4月16日(現地時間)、新たに中国市場へ投入する新型EV(電気自動車)モデルとして「烨(yè:イエ)シリーズ」を発表。また、烨シリーズの第1弾となる「烨P7(イエ ピーセブン)・烨S7(イエ エスセブン)」と、第2弾のコンセプトモデルとなる「烨GT CONCEPT(イエ ジーティーコンセプト)」を世界初公開した。
今回公開された3モデルは、4月下旬に中国・北京で開催予定の2024年北京モーターショー(第18回北京国際汽車展覧会)での一般公開を予定している。
ホンダは「2050年にホンダが関わる全ての製品と企業活動を通じたカーボンニュートラルの実現」というグローバルでの目標を掲げており、その実現に向け、中国においては2022年に発売した「e:NP1」「e:NS1」を皮切りに、2027年までに10機種のホンダブランドEVの投入を予定するとともに、2035年までにEVの販売比率100%の達成を目指している。
烨シリーズとは
烨シリーズは、四輪製品の電動化が進む中国で現在展開している「e:N(イーエヌ)」シリーズに続く新たなEVのシリーズで、今後、中国で2027年までに6機種の投入を予定。「明るく光り輝く」という意味の「烨」の字をシリーズ名称として、烨シリーズのクルマを運転する全ての人が、操る楽しさを通じて心の内に秘めた想いを解放し、それぞれの個性を明るく輝かせてほしい、という想いが込められている。
また、電動化への変化が速い中国において、挑戦と進化を絶えず追い求め、変革を加速させるという決意を込めて、車両には次世代EV向けとなる新たなHマークを適用。烨シリーズは、次世代EVとしての価値をより高めることを追求し、ホンダのクルマづくりの理念である「M・M思想」に基づく人を中心としたパッケージングに加え、走行性能は中国で新開発したEV専用プラットフォームの適用と、長年培った電動化技術の融合により、「操る喜び」をさらに突き詰めた。また、知能化技術においては、先進のAIによるサポートなど、全ての乗員が快適に移動できる空間を目指している。
烨P7・烨S7について
烨シリーズ第1弾モデルとなる烨P7・烨S7は、新開発のEV専用プラットフォームを採用し、1モーターによる後輪駆動モデルと、2モーターによる四輪駆動モデルを設定。両モデルとも操る喜びを追求し、後輪駆動モデルは軽快ですっきりしたハンドリングの実現、四輪駆動モデルは高出力でありながらも意のままに操れるハンドリングとの両立をそれぞれ目指している。
車内では前後席ともに、ゆとりある空間によって快適な移動を提供すると同時に、AIや各機能と連動してインストルメントパネルやドアパネルのLED発光パターンを変えることで、知性を感じられる運転体験の実現を目指したとのこと。
デザインはそれぞれのモデルが目指す世界観を反映し、烨P7はシームレスで洗練されたスマートな未来感を、烨S7は見る人に刺激を与えるエモーショナルな未来感を表現。烨P7と烨S7は2024年末以降の発売を予定している。
烨GT CONCEPTについて
烨GT CONCEPTは、中国におけるホンダのEVの象徴となるモデルを目指して開発されたコンセプトモデル。GT(Grand Tourer)の名にふさわしいロー&ワイドなシルエットにあわせて、運転席はレーシングドライバーのように運転に没入できる空間とされた。またダイナミクス性能も徹底的に磨き上げることで、クルマと一体となって走る究極のドライビング体験の提供を目指している。
助手席には、従来のLCDディスプレイに対してより奥行き感があり、大画面を見ているような体験が可能な遠焦点ディスプレイを、ホンダの四輪製品として初めて適用し、プライベートシアターのような没入空間を提供する。
なお、烨GT CONCEPTをベースとした量産モデルは、烨シリーズ第2弾として2025年内の発売を予定している。