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日産、ビッグマイナーチェンジで「エルグランド」のフロントマスクを大幅刷新

車内スペースもさらに広げてラージクラスミニバンとしての魅力を向上

新色として設定されたボディーカラーの「インペリアルアンバー」
2014年1月20日発売

312万3750円~547万2600円

 日産自動車は、ラージクラスミニバン「エルグランド」をビッグマイナーチェンジさせて1月20日に発売する。価格は312万3750円~547万2600円。

ビッグマイナーチェンジで内外装を一新。写真は「250ハイウェイスター」
250XGは外観デザインを変更せずに販売される
グレードエンジン変速機駆動方式定員価格
350ハイウェイスター プレミアムV型6気筒DOHC 3.5リッターCVT(6速マニュアルモード付き)2WD(FF)75,189,100円
350ハイウェイスター4,011,000円
350ハイウェイスター8
350ハイウェイスター プレミアム4WD75,472,600円
350ハイウェイスター4,294,500円
350ハイウェイスター8
250ハイウェイスター プレミアム直列4気筒DOHC 2.5リッター2WD(FF)73,885,000円
250ハイウェイスター3,496,500円
250ハイウェイスター8
250XG3,123,750円
250ハイウェイスター プレミアム4WD74,168,500円
250ハイウェイスター3,780,000円
250ハイウェイスター8
250XG3,407,250円

 今回のビッグマイナーチェンジでは、内外装に大きな変更を与えてイメージを一新。さらにシートアレンジの構造変更を行って使い勝手を高め、装備を充実させて商品性を向上させている。また、直列4気筒DOHC 2.5リッターエンジン搭載車に装備を充実させた「250ハイウェイスター プレミアム」グレードを新設定している。

 エクステリアデザインでは、“国産乗用車最大面積”を誇る大型フロントグリルを採用。従来までの上下に分割するスタイルからナンバープレートエリアまで一体化した大型のグリルデザインに変更したことに加え、グリル外周をクロームメッキで際だたせてさらに存在感を高めた。フロントマスクではヘッドランプデザインを変更し、ランプ本体をLEDヘッドランプとしたほか、2013年12月に発売した新型「エクストレイル」でも採用しているアローデザインのポジショニングランプ「シグネチャーLEDポジションランプ」を設定してデザイン性を向上させている。また、従来はレッドを使用していたリアコンビネーションランプも新デザインのクリアテールランプに変更。インナーレンズにクローム処理を施したLEDリアコンビネーションランプでスマートな印象を与えるルックスとしている。

 このほかにエクステリアでは、ボディーカラーに琥珀をイメージした新色の「インペリアルアンバー」を設定して5色をラインアップ。18インチアルミホイールのデザインを変更し、切削処理の「新マルチスポークデザイン」としている。ただし、最も安い250XGだけは外観デザインの変更を行わず、従来デザインのまま販売される。

大型グリルとLEDヘッドライトで存在感と高級感を強調
リアコンビネーションランプはレッドの横一文字からクリアテールランプにデザイン変更
新色の「インペリアルアンバー」
「ファントムブラック」
「メタルグレー」
「ブリリアントホワイトパール」
「ブリリアントシルバー」
切削処理の「新マルチスポークデザイン」となった18インチアルミホイール
250XGに装着される16インチアルミホイール

 インテリアでは、ルーフトリムの形状を変更してシート上の高さを稼ぎ、室内空間を拡大させて居住性と使い勝手を向上。メーターパネルは3眼式から2眼式に変更し、メーター間に5インチカラーディスプレイの「アドバンスドドライブアシストディスプレイ」を設置した。また、3列目シートに240mmの前後スライド機能を持たせて乗員スペースとラゲッジスペースを状況に合わせて使い分けられるように変更。ラゲッジボードの設置位置をフロアに合わせて下げ、通常ラゲッジ状態での容量を高めている。装備面では全車にクルーズコントロールシステムが標準装備されている。

 このほかにデザイン面では、350/250ハイウェイスター プレミアムの内装にカラードクロームを使った専用グラデーションブラックメープルフィニッシャーとダイヤ型キルティングの本革ブラックメタリックレザーシートを組み合わせた「グランドブラックインテリア」を採用。350/250ハイウェイスターではグラデーションブラウンエボニーフィニッシャーを採用し、シート表皮も変更して質感を高めている。

250ハイウェイスター プレミアムのインパネ。新たに「グランドブラックインテリア」を採用する
250XGのシルキーベージュ内装
新デザインの2眼式メーターの間に「アドバンスドドライブアシストディスプレイ」を設置。後続可能距離や平均燃費、メンテナンス情報などを表示可能
350/250ハイウェイスター プレミアムには座面、シートバックにダイヤ型キルティング加工を施したブラックメタリックレザーシートを装着
ルーフトリムをえぐるように形状変更して室内高を高め、車内で移動しやすいよう改良している
3列目シートはこれまでのワンタッチ電動格納&復帰機構からロングスライド式に変更。必要に合わせてラゲッジスペースを増減できるようになった
フロア面に合わせたラゲッジボードを採用。ボードを開けてアンダーボックスを利用すればA型ベビーカーなど高さのある荷物を収納できる
7人乗り車は2列目に大型オットマンなどを備えるキャプテンシートを装備
8人乗りの2列目シートはベンチタイプ
新しいシートアレンジ。3列目シートのシートバックをフラットな形状に変更して荷物を載せやすいようにしている

(編集部:佐久間 秀)