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ル・マン24時間で中嶋一貴選手が日本人ドライバー初のポールポジション獲得
「さあ、レースに向けて準備は万端整った。いよいよ挑戦が始まる」と中嶋選手
(2014/6/13 17:05)
トヨタ自動車は6月13日、6月12日(現地時間)に行われたFIA世界耐久選手権(WEC)第3戦ル・マン24時間レースの予選で、トヨタ・レーシングのTS040 HYBRID(7号車)を駆る中嶋一貴選手がトップタイムをマークし、日本人ドライバーとして初めてル・マン24時間レースでポールポジションを獲得したと発表した。
アレックス・ブルツ選手、ステファン・サラザン選手とともにTS040 HYBRID(7号車)で予選に臨んだ中嶋選手は、予選3回目の4周目に3分21秒789をマーク。予選2位のポルシェ 919 ハイブリッド(14号車)が3分22秒146、予選3位のTS040 HYBRID(8号車)が3分22秒523となっており、21秒台を記録したのは中嶋選手だけ。
トヨタとしてル・マン24時間レースでのポールポジションは1999年のTS020以来2度目だが、日本人ドライバーとしてル・マン24時間レース史上初めて、日本メーカーの車両と日本人ドライバーの組み合わせでも初めてとなるポールポジション獲得となった。
この結果について、中嶋選手は「24時間の長丁場のレースではあっても、やはりポールポジション獲得はとても嬉しい。TS040 HYBRIDの状態もよかったし、チームの皆には本当に感謝している。このレースに勝つために、全員で準備してきた。トラフィックの処理には苦労しつつもクリアラップを取れたことが、ポールポジション獲得に繋がったと思う。レースはタフなものになるだろうが、今夜は素直に喜びたい。我々はなすべきことに妥協はしなかったし、よいタイミングでラップタイムを刻めるようにも努めた。さあ、レースに向けて準備は万端整った。いよいよ挑戦が始まる」とコメントを発表している。
決勝レースは6月14日15時(日本時間22時)にスタートする。