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トヨタ、荷台フロア長を2030mmに拡大して積載性を向上させた新型「ピクシス トラック」

塗装がはがれても錆びず、車体を軽量化する樹脂製の前面パネルを採用

ピクシス トラック スタンダード“農用スペシャル”
2014年9月2日発売

65万3400円~119万8800円

 トヨタ自動車は9月2日、軽商用車の新型「ピクシス トラック」を発売した。価格は65万3400円~119万8800円。

グレードエンジン変速機駆動方式価格
スタンダード“エアコン・パワステレス”直列3気筒DOHC 0.66リッター5速MT2WD(FR)653,400円
4速AT750,600円
5速MT4WD804,600円
4速AT901,800円
スタンダード5速MT2WD(FR)804,600円
4速AT901,800円
5速MT4WD955,800円
4速AT1,053,000円
エクストラ5速MT2WD(FR)950,400円
4速AT1,047,600円
5速MT4WD1,101,600円
4速AT1,198,800円
スタンダード “農用スペシャル”5速MT982,800円
ピクシス トラック スタンダード“エアコン・パワステレス”
荷台のパネルは後方と左右が開く「三方開」タイプ

 2代目となる新型ピクシス トラックでは荷台フロア長を2030mmに拡大し、荷台への張り出しをなくした薄型の角形ガードフレームなどとの組み合わせによって商用車で重視される積載性を向上。最小回転半径を3.6mとして狭い市街地やあぜ道などでの取り回しを高めるなど、実用性を進化させた。また、3層塗装やアッパーボディーの表面積100%に採用した防錆鋼板によって高い防錆性能を獲得。ボディー表面錆保証を3年、ボディー外板穴あき錆保証を5年を実現した。さらに塗装がはがれた場合でも錆びることなく、同時に車体の軽量化にも効果を発揮する樹脂製の前面パネルを採用している。

 キャビンスペースではフロントガラスを前進させて室内空間を拡大。ステアリング角度も見直してドライバーが運転しやすいレイアウトに変更した。また、インパネ周辺を中心に豊富な収納スペースを設定して使い勝手を高めている。

 パワートレーンではKF型エンジンに改良を施し、圧縮比の向上や駆動損失の低減を実現。5速MTの最軽量モデルではJC08モード燃費を19.6km/Lまで向上させたほか、新採用した電子制御式の4速AT車も最高で18.4km/Lの低燃費を達成している。

ピクシス トラック エクストラ 5速MT車の内装。フロントガラスの前進で室内空間を拡大

(編集部:佐久間 秀)